Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (50333646)
山岸 みどり 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)
姉崎 洋一 北海道大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80128636)
山本 健慈 和歌山大学, 生涯学習教育センター, 教授 (90112101)
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Research Abstract |
国立大学の独立行政法人化以降の大学「公開講座」の動向について,前年度に引き続き,参加大学(北海道大学,北海道教育大学,弘前大学,岩手大学,和歌山大学,長崎大学,浅井学園大学)を中心に資料収集し,その成果を活かし,大学による成人教育として「公開講座」の見直しを進めつつある北海道大学の取組について,第28回全国生涯学習系センター研究協議会(大分大学)で,「北海道大学における生涯学習事業の意義の見直しについて-公開講座の位置づけを中心に-」をテーマに報告した(木村純)。また,北海道大学の有料の公開講座の受講者を対象にそのプロフィールと学習ニーズを明らかにする調査を実施し,調査結果の報告書の編集を行った。とくにニーズアセスメントにもとづく適切な広報の必要性が明らかになった。 職業人の継続教育へのニーズに応える「専門型」公開講座として,昨年度から引き続いて,道内の生涯学習・社会教育専門職員を対象とする「生涯学習計画セミナー」(8月)を実施し,大学-地域社会関係の構築の要となる,地域のコーディネーターが必要とする専門性やその養成のあり方について実践的に研究を行った。また,大学事務職員の継続教育を目的とする「大学職員セミナー」(12月)を,大学職員へのヒアリング調査をもとに実施,道内の国立大学法人,公立,私立大学職員である受講者を対象にしたアンケート調査を行い,大学事務職員を対象にした公開講座へのニーズの高さやワークショップなど成人教育の手法による公開講座実施の意義を明らかにした。 和歌山大学が社会人大学院生のために開設したサテライトで,地域づくりの人材養成と大学の役割に関するセミナー(「地域発展プログラムの開発と実施に関するセミナー」,田辺サテライト2月,岸和田サテライト3月)を「公開講座」として実施し,社会人大学院の正規教育と「公開講座」を有機的に結合する際の課題を実践的に検討した。
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