2006 Fiscal Year Annual Research Report
価値多元化社会におけるシチズンシップ教育の構築に関する国際的比較研究
Project/Area Number |
17330177
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
嶺井 明子 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (80209840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸田 由美 金沢大学, 大学院自然科学研究科, 講師 (80334754)
渋谷 恵 常葉学園大学, 教育学部, 助教授 (40312805)
窪田 眞二 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (80170033)
佐藤 眞理子 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (40215851)
鈴木 康郎 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助手 (10344847)
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Keywords | 教育学 / 比較教育学 / シチズンシップ教育 / 価値多元化社会 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
Research Abstract |
本研究は、シチズンシップ概念やシチズンシップ教育構築を巡る各国の理論・思想レベルの議論を整理した上で、実証的調査研究のための分析枠組みを構築し、共通の枠組みに沿って、世界各地の新しい市民的資質の育成に向けた政策的取り組みのマクロな動きを実証的に明らかにし、比較分析をするものである。 今年度は、海外調査に重点的に予算配分を行い、数ヵ国にわたる現地調査を行った。主な実績は以下の通り。 1.資料・文献の収集整理 シチズンシップ教育の思想と理論に関する関連文献・資料の収集を行い、引き続き基礎的な分析作業を行なった。 2.研究会の開催 7月17日に全体研究会を行い、18年度の研究計画とその方向性について協議を行った。12月9日には、中間報告書作成のための編集会議を開催した。3月9日〜10日には再び全体研究会を行い、来年度の研究発表、及び最終報告書に向けての話し合いをする中で、今後の各国比較の共通枠組みを焦点化する作業を行った。 3.海外調査の実施 アメリカ(山田)、カナダ(岸田)、ドイツ(田口・中山)、フランス(池田賢)オーストラリア(見世)、マレーシア(手嶋)、中国(周)、ロシア(嶺井、ゴロバノバ:研究協力者)、カザフスタン(クアニシ:研究協力者)において海外調査を実施した。シチズンシップ教育に関して、国家の政策・法的な整備状況等の枠組みを検証するために、主に公的機関における対応を調査した。 4.中間報告書のとりまとめ 各国のシチズンシップ教育の特徴をまとめ、基礎的な翻訳資料とともに『資料:,世界のシティズンシップ教育』を作成した。
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