2007 Fiscal Year Annual Research Report
学習障害児早期発見スクリーニング法開発のための縦断研究
Project/Area Number |
17330203
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
田中 裕美子 International University of Health and Welfare, 保険医療学部, 准教授 (60337433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 義信 国際医療福祉大学, 保険医療学部, 准教授 (20091944)
下泉 秀夫 国際医療福祉大学, 保険医療学部, 教授 (30196547)
畦上 恭彦 国際医療福祉大学, 保険医療学部, 准教授 (70337434)
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Keywords | 学習障害 / 早期発見 / Responsiveness To Intervention / 6歳児スクリーニング / 新奇語習得 / 縦断研究 |
Research Abstract |
1.縦断追跡対象児数 栃木県那須塩原市(西那須野幼稚園130名)、新潟県横越市(中央保育園、双葉保育園、小杉保育園75名)、北海道中標津町(ひかり幼稚園、第2ひかり幼稚園、愛光幼稚園72名)、北海道江別市(大麻幼稚園78名)、秋田市新屋(ルーテル愛児園41名)、大阪市(芸術大学付属松ケ鼻幼稚園64名)の計10園460名(男児223名、女児237名)について追跡的実験が可能であった。Attrition rate=20.3%(5歳児実施数577名) 2.6歳児スクリーニングの実施内容と方法 (1)新奇名詞(登場人物、事物名称)、新奇動詞を学習させるためにアニメーション「おおかみときつねの話」を作成した。(2)話は2部構成で、第2部は1週間後に提示した。(3)各部の視聴後、質問者と応答者(パペット)による質問タイムを設け、子どもがリモコンを操作してパペットによる応答の正否を判断するというCIRS(Classroom Interactive Response System:クラス内相互反応システム)を用いた。(4)クラス毎に実施できるよう24名のリモコンを用意し、20〜25分でDVDの視聴を通じて新奇語を自然に習得させ、その後習得度の評価を行うresponsiveness to Intervention(RTI)を用いて各児の評価を行った。(5)子どもの応答、反応時間がPCに自動的に記録される装置を用いた。 3.1年生スクリーニング実施の準備 H20年度には追跡対象児全員が1年生になるため、米国から講師(Dr.Roberts)を招聘し、講演会を通じて地域の小学校・教育委員会に対して本研究の意義やLDスクリーニングの必要性の啓蒙を行い、理解と協力を求めた。その結果、栃木県那須塩原市3校、新潟県横越市1校、北海道中標津町3校、江別市1校、秋田市1校、計9小学校でH20年度1年生スクリーニングの実施が予定されている。
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Research Products
(11 results)