2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17350035
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
神野 清勝 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60124731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊戸 美弘 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (00303701)
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Keywords | マイクロ化 / 試料前処理 / 繊維 / 分離カラム / オンライン結合 / 環境分析 / 高感度検出 / ハイスループット |
Research Abstract |
本研究は、マイクロカラム技術を総合的に応用することにより、試料前処理から分離、検出に至るまでのシステム全体をマイクロ化した高性能マイクロ分離分析システムの開発を行うものである。 初年度である平成17年度は、以下のような項目について研究を実施した。 1)試料前処理のマイクロ化 a)新規抽出媒体の開発 マイクロ試料前処理法として、耐有機溶媒性・耐薬品性を有する繊維状抽出媒体ならびに、繊維表面に溶質選択性を有する被覆処理を施した機能性高分子被覆型繊維抽出媒体を開発した。 b)選択性・耐久性の比較 新規抽出媒体と従来の抽出媒体との性能を比較し、繊維あるいは被覆高分子の化学構造とその選択性の関係について系統的に検討するとともに、その耐久性等についても検討した。 c)小型カートリッジの開発 上記の抽出媒体を内部に充填した小型カートリッジの開発を行うとともに、更に、それらをマイクロインジェクターに内蔵するための装置・器具を開発した。 d)各種抽出条件の検討 ミクロHPLCシステムに上記のマイクロ試料前処理装置を接続し、各種複雑系試料に対する本マイクロ試料前処理系の性能を評価した。 2)分離カラムのマイクロ化 a)高性能充填キャピラリー分離カラムの開発 内径数十μmから数百μmの充填キャピラリーカラムを開発するとともに、カラム長さのマイクロ化も併せて検討した。また固定相として、微粒子固定相および細繊維状固定相を導入した。 b)マイクロスケール分離条件の検討 上記のカラムに適合したマイクロスケール分離条件について検討した。更に、分離性能・耐久性等は従来スケール同等を維持しつつ、分離条件の最適化を行った。 c)マイクロ試料前処理法との直接結合 微量試料注入機能を付加した試料前処理デバイスの開発および効率的直接結合を行った。 なお、本年度の研究成果については、以下に示す論文にて発表するとともに、国内外の国際学術会議等で広く発表してきている。
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Research Products
(11 results)