2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17350035
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
神野 清勝 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60124731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊戸 美弘 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教 (00303701)
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Keywords | マイクロ化 / 試料前処理 / 繊維 / 分離カラム / オンライン結合 / 環境分析 / 高感度検出 / ハイスループット |
Research Abstract |
本研究は、マイクロカラム技術を総合的に応用することにより、試料前処理から分離、検出に至るまでのシステム全体をマイクロ化した高性能マイクロ分離分析システムの開発を行うものである。平成18年度は、以下のような研究項目について検討した。 1.検出系のマイクロ化 (1)マイクロ検出セルの開発 前年度の研究成果をもとに、分離目的に応じたマイクロ検出セルを開発し、紫外・可視領域の吸光度を高感度で測定した。セルの形状、材質ならびに周辺配管への接続方法などについて種々の検討を行なった。 (2)検出光学系のマイクロ化と検出性能の比較 セルの開発と並行して検出光学系のマイクロ化についても検討した。検出感度ならびに信号安定性等の検出器としての基本性能などに関する各種パラメータ等について、従来装置と比較した。 2.総合マイクロ分離分析システムの構築 (1)インターフェイスの開発 上記の一連の研究成果をもとに、最終年度の研究の前段階である、総合マイクロ分離分析システムの基本部分の開発に着手した。特に、各々のコンポーネントを効率的に結合するインターフェイス部分は、本研究計画の中でも最も重要であることから、重点的に検討を行ってきている。 (2)信号制御系の構築 システム全体をコントロールする信号制御系の構築についても検討した。特に次世代分析装置として幅広い応用が期待できる新規ハイスループット分析システムを開発するべく、基本的な検討を行ってきている なお、前年度同様に、.本年度の研究成果についても、研究代表者ならびに研究分担者が、以下に示す論文にて発表するとともに、国内外の国際学術会議等でも広く発表している。
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Research Products
(14 results)