2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17350035
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
神野 清勝 Toyohashi University of Technology, 工学部, 教授 (60124731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊戸 美弘 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教 (00303701)
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Keywords | マイクロ化 / オンライン結合 / 試料前処理 / ファイバーインチューブ / マイクロ抽出 / 微量分析 / マイクロカラム / 複合分析法 |
Research Abstract |
本研究では,マイクロカラム技術を総合的に応用することにより,試料前処理から分離,検出に至るまでのシステム全体をマイクロ化した高性能マイクロ分離分析システムの開発を行うものである。 試料前処理法としてインジェクター内蔵タイプの超小型ファイバーインチューブ抽出カートリッジを開発し,分離カラムには,内径数マイクロメートルから数百マイクロメートル程度のキャピラリーカラムを導入する。平成19年度は,当初の予定に従って,以下のような研究項目について検討した。 1.総合マイクロ分離分析システムの構築 総合マイクロ離分システムの開発を行なった。特に,各々のコンポーネントを効率的に結合するインターフェイス部分は,重点的に検討した。また,システム全体をコンピューターコントロール可能なマイクロ分離分析システムを開発した。システム全体を集中管理することが可能であることから,時代の要求に適合した次世代分析システムとして幅広い応用が期待できる。 2,装置の基本性能の確認ならびにその応用 種々の標準分析の分離分析を通して,本研究で開発したマイクロ分離分析システムを,従来型・従来スケールの分析装置と比較し,本マイクロ分離分析システムの最終的性能確認を行うとともに,最終的な性能チューニングを行った。また,本システムを用いて,多種多様な試料前処理を必要とする実試料の分離分析について検討した。 なお,本年度の研究成果については,以下に示す論文にて発表している。
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Research Products
(3 results)