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2005 Fiscal Year Annual Research Report

プロセス監視と制御のコンカレント構造を有するメモリベース型制御システムの開発

Research Project

Project/Area Number 17360199
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

山本 透  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10200825)

Keywordsプロセス制御 / プロセス監視 / 性能評価駆動型制御 / データベース / PID制御
Research Abstract

本研究は,以下のような3つの内容に分けて捉えられる。
(1)メモリベース型制御系の構築
(2)制御性能評価手法の確立
(3)上記(1)(2)を融合したコンカレント型制御システム(性能評価駆動型制御システム)の構築
まず,(1)については,実用性を念頭におき,制御パラメータの修正の際の修正ゲインの汎用的な設定方法,初期データベースの構築方法について考察した。本方法の有効性については,研究協力者であるオムロン株式会社山田隆章氏の協力を得て,実際の温度制御実験を通して検証済みである。本件の内容は,近く広島大学とオムロンとの共願による特許申請の予定である。次に,(2)については,制御性能評価手法の代表的手法であるHarris Indexについて考察をした。とくにメモリベース型制御系との整合性について検討を行った。この研究については,研究協力者であるアルバータ大学Shah教授を訪ね,同教授とのディスカッション,ならびに知識提供によりスムースに行うことができた。(3)については,3月現在において行っているものであるが,(2)で考察したHarris Indexの評価結果に基づいて,(1)でのメモリベース型制御系における制御パラメータを修正する一つの形を作り上げることができた。
この一方で,以下にあげる問題点も明らかとなった。
(1)Harris Indexによる評価では,通常の制御性能を評価する際,とくに本研究で取り上げているPID制御の制御性能評価値が極めて小さく,評価値の変動が分かりにくい。別途新しいIndexを考える必要がある。
(2)実装を考えるとデータベースに必要となるメモリ容量の大きさが障害となる。これを回避するデータベース構築方法,あるいはデータベースに変わる何らかの方法を考察する必要がある。
以上のような問題点に対してさらに検討を進め,平成18年度において,より実用性の高いコンカレント構造を有するメモリベース型制御システムを構築する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] Design and Experimental Evaluation of a Data-Based Self-Tuning PID Controller2005

    • Author(s)
      Kenji Takao
    • Journal Title

      Proceedings of 16^<th> IFAC World Congress (CD-ROM)

      Pages: ページ番号なし(6ペー字)

  • [Book] Design of a Data-Based Self-Tuning PID Controller2005

    • Author(s)
      Toru Yamamoto
    • Total Pages
      179-192
    • Publisher
      Tsinghua-Springer Press

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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