2006 Fiscal Year Annual Research Report
広域土地利用を見据えた地方都市郊外部のまちづくり支援システムの開発
Project/Area Number |
17360298
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
鵤 心治 山口大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (30264071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中園 眞人 山口大学, 大学院理工学研究科, 教授 (60164208)
多田村 克己 山口大学, 大学院理工学研究科, 教授 (30236533)
大貝 彰 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10160433)
村上 正浩 工学院大学, 工学部, 助教授 (90348863)
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Keywords | 都市計画法 / 区域区分制度 / 土地利用計画 / 郊外部 / 技術基準 / 開発ポテンシャル / まちづくり / 農地転用 |
Research Abstract |
本年度、行った研究によって得られた新たな知見および成果は、以下の通りである。 1.昨年度構築した「現況把握ツール」特に、「開発データ」と「アクセスデータ」によって、線引き都市計画区域の市街化調整区域(山口県防府市)における都市計画法第34号8-3による農地転用を伴った開発メカニズムを明らかにした。 2.昨年度構築した「現況把握ツール」特に、「技術基準データ」によって、非線引き都市計画区域の用途城地地域(山口県山口市)における住宅地開発の技術的な課題を指摘した。さらに、都市計画法第33条、技術基準の運用方針の改善方針を提案した。 3.2000年都市計画法の改正を受けて、線引き制度を廃止した香川県を対象にして、線引き都市計画区域から非線引き都市計画区域へ移行した場合の土地利用上の課題を指摘した。さらに、「計画策定支援ツール」として、同じく2000年都市計画法改正により創設された土地利用コントロール手法の適用のあり方を提案した。 4.「地域環境評価ツール」および「計画策定支援ツール」の検討事例として、集落地域整備法に基づく集落地区計画制度をとりあげ、全国16事例から、その制度的課題、実施地区の住環境上の特徴を整理、考察した。 5.「合意形成支援ツール」の検討手法として、将来都市空間像のイメージ共有支援ツールの構築を試みた。具体的には、地域の景観評価を住民参加で可能とするシステムの構築とCG/VRを活用した住民参加ワークショップにおいて将来の空間イメージをリアルタイムに表現するシステムの構築である。このシステムを実際のワークショップにおいて活用し、システムの有効性と操作性、改良点等を検討した。
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Research Products
(11 results)