2008 Fiscal Year Final Research Report
Surface modification for corrosion resistance to acidic solutions on magnesium alloys with forming fluoride films
Project/Area Number |
17360359
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Material processing/treatments
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
YAMAMOTO Atsushi University of Hyogo, 大学院・工学研究科, 教授 (70220449)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
TSUBAKINO Harushige 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 名誉教授 (00109894)
FUKUMOTO Shinnji 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (60275310)
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Project Period (FY) |
2005 – 2008
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Keywords | マグネシウム合金 / 耐食性 / 表面改質 / 耐酸性 |
Research Abstract |
溶融状態にしたNaBF_4マグネシウム合金を浸漬することにより, 合金表面にマグネシウムのフッ化物を形成し, 被覆することで耐食性向上を図った. 純(3N)マグネシウム, AZ31B, AZ91D, AM60合金などについてフッ化物皮膜の形成に成功した. また, これら皮膜形成後の試料は, 0.1N-HNO_3 溶液への浸漬試験においても耐食性を示し, 浸漬後3.0ksまで腐食反応を示す水素気泡の発生は認められなかった. 塩水浸漬試験(JIS H0541)の結果も良好であり, 260ks浸漬後も腐食痕はほとんど認められなかった. さらに, クロスカットを施した試料においても, 露出したマグネシウム合金素地の腐食はわずかであった. フッ化物皮膜は2層構造であり, マグネシウム合金表面に近い側にMgF_2層が形成され, その上にNaMgF_3層が形成されていることが明らかとなった
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