2006 Fiscal Year Annual Research Report
レーザフォーミングとデジタル技術利用によるぎょう鉄因子の解明
Project/Area Number |
17360422
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
寺崎 俊夫 九州工業大学, 工学部, 教授 (60029329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 哲也 九州工業大学, 工学部, 助教授 (90136573)
北村 貴典 九州工業大学, 工学部, 助手 (70274553)
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Keywords | 曲面成形 / ぎょう鉄 / 面内ひずみ / 初期曲率 / 有限要素法 / レーザフォーミング |
Research Abstract |
成型する曲面を、主曲率の特性からa)椀型曲面、b)鞍型曲面、c)ねじり曲面の3つに分類し、それぞれの分類において曲面成型プロセスを、(1)幾何学的特性(曲率と面内ひずみ)の抽出、(2)曲率と面内ひずみの付与に伴う問題解決、(3)ひずみ等付与後の変形に伴う問題解決の3段階に分けて研究を進めている。 a)椀型曲面では (2)変形に必要な収縮を得るための加熱長、速度変化の数を有限要素法と実験で明らかにした。収縮に及ぼす初期曲率の影響が小さいことを計算と実験で示した。 (3)ひずみ等付与後の変形に伴う問題解決を行った。板端部と中央部の変形の違いが、板長さの影響として観察されていた。 b)鞍型曲面では (2)曲率と面内ひずみの付与に伴う問題解決を行った。鞍型曲面成型では、所定の収縮を与えるための加熱過程に、椀型とは異なり、問題点のあることが明らかになった。すなわち、入熱条件を一定に保てば、初期曲率や加熱位置が異なっても、椀型では収縮量がほとんど一定であるのに対し、鞍型では一定にならないことが明らかとなった。 c)ねじり曲面では (3)ひずみ等付与後の変形に伴う問題解決のうち、変形に及ぼす境界条件の影響を取り扱った。ねじり曲面と鞍型曲面の類似性を示すことができたが、有限要素シミュレーションでは、板材周囲の自由境界面の影響で、ねじれ軸の方向が回転する現象が予想されている。
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Research Products
(4 results)