2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17360462
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
吉田 豊明 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 教授 (60358497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福山 佳孝 宇宙航空研究開発機構, 総合技術研究所, 研究計画マネージャー (20371099)
山根 敬 宇宙航空研究開発機構, 総合技術研究所, セクションリーダー (30358501)
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Keywords | エネルギー効率化 / 航空宇宙工学 / 省エネルギー / 熱工学 / 二酸化炭素排出削減 / ジェットエンジン / ガスタービン / 冷却技術 |
Research Abstract |
1 基礎的実験解析 東京農工大学において、タービン翼の先進的な冷却構造の2種類であるトランスピレーション冷却構造、およびマルチスロット冷却構造を取り上げ、アクリル樹脂製拡大模型、低速風洞、冷却空気供給用ブロワーを用いて実験解析を行った。具体的には試験体の圧力損失特性の解明と、レーザー光源、高速度カメラ、データ処理装置を用いた流れの可視化実験(PIV法)による冷却空気流れの解析を行った。これらの実験結果をまとめ学会発表した。今後は、それぞれの冷却構造についてPIV計測を系統的に行いまとめる。 2 実機模擬環境における解析 宇宙航空研究開発機構において、先進冷却構造の一つであるトランスピレーション冷却構造をタービン翼の前縁に適用した模擬試験体の各種構造について、高温風洞により伝熱性能を解析した。また、これら先進的冷却構造の空力性能、伝熱性能を数値解析で評価するための基礎段階として、フィルム冷却構造について熱伝導解析と流れの解析を同時に行う連成解析を行い、結果が実験結果と定性的に一致する段階まで進んだ。 マルチスロット冷却構造について伝熱性能解析をまとめ学会発表した。この冷却構造に関しては、今後、冷却空気流れの数値解析も行って、PIV計測結果と比較考察する。
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Research Products
(4 results)