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2005 Fiscal Year Annual Research Report

木材の材料寿命-歴史的木造古健築および木彫文化財由来の試料を用いた検討-

Research Project

Project/Area Number 17380105
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

川井 秀一  京都大学, 生存圏研究所, 所長 (00135609)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊東 隆夫  京都大学, 生存圏研究所, 教授 (70027168)
窪寺 茂  奈良文化財研究所, 文化遺産研究部, 室長 (00393372)
清水 重敦  奈良文化財研究所, 文化遺産研究部, 研究員 (40321624)
梅村 研二  京都大学, 生存圏研究所, 助手 (70378909)
栗本 康司  秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 助教授 (60279510)
Keywords古(建築)材 / 文化財修理修復 / 材料寿命 / 経年変化 / 材鑑
Research Abstract

日本国内で行われている国宝・重要文化財指定建造物の解体修理現場から生じる取替え古材を、約15箇所の修理工事現場にそれぞれ複数回赴き、使用年代、建造物名称、部材名が明らかな古材試料を100点以上収集した。
採取した古材試料について、光学顕微鏡による組織観察のためのプレパラートを作成し、樹種同定を行った。それらの樹種同定の結果については、逐一、各修理工事事務所に報告を行った。また、それらの試料について、当研究所材鑑調査室において保管するため、正式に材鑑登録を行った。
現在、材鑑調査室において、一般観覧者に向けて展示を行う傍ら、それぞれの古材試料について平均年輪幅、色など、非破壊測定をも行っている。
上記で得られた知見は、6thPRWACやIAWPS2005、IWSS2005など関連する国際学会をはじめ、文化財保存修復学会、日本材料学会、日本木材学会などの国内学会、ならびに、文化財建造物保存事業主任技術者研修会などで報告を行った。また、その一方で、生存圏研究所において、木の文化や古建築の修理修復に関するシンポジウムも開催し、そのシンポジウムの講演をまとめた学術書籍を出版準備中である。さらに、現在は、上記知見をデータベースとして広く公開することを目的として、文化財所有者や修理工事関係者などの了解を得る手続きを行っている。
次年度は、収集した古材試料について、非破壊試験のみならず、強度特性などの破壊試験をも行うべく準備を進めている。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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