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2005 Fiscal Year Annual Research Report

生体防御分子の発現解析と活性測定に基づくマガキ属有用3種の健康評価と活力診断

Research Project

Project/Area Number 17380112
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

高橋 計介  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (80240662)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 徹  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (70344330)
Keywordsマガキ / イワガキ / シカメガキ / 生体防御機構 / 血球 / 活力測定 / 貪食能 / 遺伝子発現
Research Abstract

17年度では、これまでの研究でも取り組んだ「生体防御能・標準値」について、マガキ血球の値について適用範囲を含めて決定することを主眼とした。
また、生体防御関連遺伝子の発現については、本研究ではじめて取り組む課題である。そこで、まず「通常時」のマガキ血球の遺伝子を調べることからはじめた。
(1)マガキ血球のもつ生体防御能・標準値(適用範囲)の決定(担当:高橋)
生体防御能の指標となるマガキ血球の能力を知り、さらにそれらの標準値を定める目的で年間を通して同一場所から採取したマガキ血球の異物に対する遊走能と貪能を測定した。
その結果、同一場所で採取したマガキであっても個体差が大きいものの、一定の傾向を把握することができた。すなわち、血球の生体防御能は季節変動を示すが、それは2つの要因、水温の変動と生殖年周期によって制御されていると考えられた。
(2)マガキ血リンパのもつ酵素活性・標準値(適用範囲)の決定(担当:高橋)
血リンパに存在する酵素の活性を指標として正常な個体のもつ正常な変動幅を知って標準値を定めた。対象とする酵素は、生体防御に強く関連するリゾチームとペルオキシダーゼとした。
その結果、リゾチーム活性は血リンパでは非常に低く、外套膜、消化盲嚢といった組織において高い値を示した。一方、ペルオキシダーゼは血球、しかも顆粒球のみで検出された。
(3)マガキ血球の生体防御関連遺伝子の発現解析(担当:鈴木)
「通常時」のマガキの血球を試料として、生体防御関連遺伝子の発現を調べた。最近、マガキ血球遺伝子のEST解析が試みられ、55個の生体防御関連遺伝子のクラスターが得られている(Gueguen et al.,2003)。今回の発現解析もこれらを対象としたが、変動を知るには至らなかった。今後は、生体防御関連遺伝子の種類の解析だけではなく、発現量の定量的な解析を行う。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Differences in integrin-dependent phagocytosis among three hemocyte subpopulation of the pacific oyster "Crassostrea gigas"2006

    • Author(s)
      Terahara, Takahashi, et al.
    • Journal Title

      Dev.Comp.Immunol. (Article in Press)

  • [Journal Article] pacific oyster hemocytes undergo apoptosis following cell-adhesion mediated by integrin-like molecules.2005

    • Author(s)
      Terahara, Takahashi, et al.
    • Journal Title

      Comp.Biochem.Physiol. 141(2)

      Pages: 215-222

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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