2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジア地域高等教育機関との連携による食・農・環境に貢検する国際人育成
Project/Area Number |
17380191
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松本 哲男 名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 教授 (30313977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前多 敬一郎 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (30181580)
山内 章 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授 (30230303)
柳沼 利信 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (60135332)
梶田 将司 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (30273296)
佐々木 太郎 名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 研究機関研究員 (10397474)
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Keywords | eラーニング / 遠隔教育 / WebCT Vista / AAACU / カリキュラム |
Research Abstract |
1)カリキュラム標準化への準備 アジア農学系大学連合(AAACU)加盟49機関のうち、平成17年9月に、eラーニング・ネットワークの拠点校であるタイ・カセサート大学農学部、獣医学部およびチェンマイ大学農学部を、12月に台湾・国立中興大学農学部を訪問し、加盟大学の大学院カリキュラム標準化、普及、単位互換性と認定方法、WebCTの講習計画、ワークショップの開催などについて討議を行った。各大学よりコーディネータを選出した。 2)WebCT Vistaを用いたオンライン・コース作成の講習 カンボジア・王立農業大学、タイ・チェンマイ大学、カセサート大学、フィリピン・レイテ大学、ベトナム・ハノイ農業大学、韓国・ソウル国立大学より推薦された大学院担当教員を数名ずつ招聘して、平成18年1月11、12日に名古屋大学生命農学研究科にてWebCT本社より専任講師を招きWebCT Vistaを用いたオンライン・コース作成の講習を実施した。講習が終了し帰国後に、各受講者に対してWebCTのアカウントを発行し、技術的なサポートを継続しつつ、コース作成を支援している。 3)ワークショップの開催 各大学より、大学院カリキュラム担当責任者の参加を得て、平成18年1月13日に、Development of integrated curriculum and joint degree program in AAACU network : perspectives and constraintsをテーマにしたワークショップを名古屋大学にて開催し、世界的な大学コンソーシアム形成の動向等についての情報交換をした後、これまでの本プロジェクトの到達点を整理した上で、各大学の取り組み状況と今後の課題について議論した。その結果、オンライン・コースの作成と開講方法、単位互換性・認定方法等に関わって、大学間で大きな相違点が存在することがあらためて認識され、統一するために克服すべき課題が提案され、各大学においてさらに検討することを合意した。また統合的なカリキュラムの運営と共同学位についてもさらに議論を進めることを確認した。
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