2007 Fiscal Year Annual Research Report
細動脈血管平滑筋におけるプロテアーゼ活性化型受容体のバイオイメージング解析
Project/Area Number |
17390053
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 洋一 Iwate Medical University, 医学部, 教授 (40118253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤井 高志 若手医科大学, 医学部, 教授 (00125577)
中居 賢司 若手医科大学, 医学部, 准教授 (90146035)
齋野 朝幸 若手医科大学, 医学部, 准教授 (40305991)
阿久津 仁美 若手医科大学, 医学部, ポストドクター (30398482)
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Keywords | 細胞内カルシウムイオン / 血管平滑筋 / 共焦点レーザー顕微鏡 / 画像解析 / 生組織・細胞標本 / PARs |
Research Abstract |
【到達目標】 各種臓器の細動脈のプロテアーゼ活性化型受容体(PARs)の反応性の相違を明らかにする。 【今年度の到達目標】 高速レーザー顕微鏡による画像取得とデータ解析を素速くおこなえるシステムを構築する。免疫組織化学で、脳の細胞にもPAR1,2が認められたので、その反応をイメージング法で見てみる。【結果】 昨年度に引続き脳血管標本でPARsの機能を調べた。 神経組織の細胞(グリアと神経細胞)も普遍的にPAR1,2を有していたことが免疫組織化学で確かめられたことから、上頚神経節細胞でPARs-APに対してカルシウム濃度がどのように変動するか検討した。結果は、神経細胞においては持続的な上昇があるのに対し、衛星細胞ではスパイク状の変動が観察され、機能的意義が異なることが示唆された。 高速リアルタイム共焦点顕微鏡用のプログラムの改良をおこなうことができた。リアルタイムハードディスクに依存しない画像取得が可能となった。また旧式PCとOSを最新のものに代えたことにより、機能解析に必要な資産を統一化できた(これまではPCが新旧2組、必要であった)。
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Research Products
(5 results)