2005 Fiscal Year Annual Research Report
メタボリック症候群の危険因子としての内臓脂肪に関する米国在住日系人との比較研究。
Project/Area Number |
17390177
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
林 朝茂 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10381980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
圓藤 吟史 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20160393)
佐藤 恭子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (00381989)
米田 武 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師
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Keywords | 疫学研究 / メタボリック症候群 / 内臓脂肪 / コホート研究 |
Research Abstract |
日本サイドの研究。 1.コホートの立ち上げ、対象とその参加基準: 2000年度以来、我々は、都市部の従業員数3万人の大企業グループにおいて、長期間観察可能な2万名規模のコホートを立ち上げた。今回は、上記目的のため、このコホートから、このグループ企業の従業員で、40歳以上の人間ドック受診者を対象として、サブコホートの立ち上げを行っている。さらに、新たに、鳳総合健診センターにて人間ドックを受診した受診者を対象とするコホートを立ち上げた。現在、腹部CTによる内臓脂肪の測定を含め、順調に登録がすすんでおり、次年度中に、登録終了の予定である。 2.検査項目 人間ドック検査項目に加えて、(1)CTによる内臓脂肪・皮下脂肪の測定。(2)喫煙、飲酒、運動、食習慣を含めた詳細な問診。(3)血液検査項目として、空腹時採血を行いレプチン、アディポネクチンなどの脂肪細胞から分泌されるホルモン、高感度CRP。インスリン値(今回は、3月登録までの参加者に対して)。などの測定を行った。 米国日系人糖尿病の研究 今回、共同研究先であるシアトル日系人糖尿病研究は、1983年以来、CT撮影により内臓脂肪の評価を行ってきた世界の唯一のコホート研究である。メタボリック症候群に関してのエビデンスの構築は、急務であり、以下の解析を行った。これらは、2006年6月に開催される米国糖尿病学会総会にて、発表することが決まっている。 (1) Hayashi T, Boyko EJ, McNeely MJ, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto, WY. Visceral Adiposity, not Abdominal Subcutaneous Fat Area, Predicts Increased Future Insulin Resistance in Japanese Americans. (2) Boyko EJ, Hayashi T, McNeely MJ, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto, WY. Visceral Adiposity Cut-points and the Metabolic Syndrome in Japanese Americans
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