2005 Fiscal Year Annual Research Report
「健康日本21」の目標達成度を測定するための疫学指標の開発と評価
Project/Area Number |
17390189
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
柳川 洋 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 学長 (30077169)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 宜彦 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10143421)
萱場 一則 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10221194)
國澤 尚子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (20310625)
若林 チヒロ 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (40315718)
新村 洋未 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (70315703)
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Keywords | 「健康日本21」 / 現状把握 / 評価指標 / 国民栄養調査 / 歯科保健 |
Research Abstract |
1.市町村の生活習慣病危険因子と生活習慣の改善方法の解明 全国の市町村を対象に、「健康日本21」の策定状況に関する現状調査を実施した。 調査項目としては、地方計画の策定状況、中間評価および最終評価の実施予定・実施方法、各論として取り上げた分野についての実施による効果、目標達成の見通しなどが含まれている。 2.歯の健康に関する現状把握 健康日本21による歯の健康に関する対策の実施状況を調査した。調査項目としては、う歯のない3歳児の割合、フッ化物歯面塗布ありの割合、12歳児平均う歯数、定期健診受診者の割合(学齢・成人)、歯間部清掃用具使用者の割合、進行した歯周炎を有する人の割合、自分の歯を有する人の割合、定期的に歯石除去や歯面清掃を受けている人の割合などで、現状把握、目標値の設定状況、目標値を設定している場合の達成見込みについて調べた。 3.国民栄養調査による「健康日本21」目標達成度評価の試み 本研究の目的は、地方計画にもっとも多く取り上げられている栄養・食生活及び身体活動・運動に関する項目のうち、国民栄養調査から得られる指標について、最近6年間の推移を観察し、国全体としての目標達成の見通しを立てた。具体的には、6年間の回帰係数を求め、10年後の予測値を計算した。さらに、可能な項目については、年齢別(項目によっては性、年齢別)の回帰係数を求め、どの年齢群に重点を置くべきかを明らかにした。
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