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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ノックアウトマウスを用いた腎臓発生期遺伝子の成体腎障害時における機能解析

Research Project

Project/Area Number 17390248
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

小林 千余子  熊本大学, 発生医学研究センター, 助手 (20342785)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西中村 隆一  熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (70291309)
Keywords発生・分化 / 腎臓発生 / ノックアウトマウス
Research Abstract

1)Sall1の遺伝子座にCreリコンビナーゼを導入したマウスの作成
Creにエストロゲン受容体を融合させた蛋白は、エストロゲンに反応してリコンビナーゼ活性を示すことが知られているが、これをそのままマウスに適応すると、内因性のエストロゲンに反応してしまう。そこでエストロゲン受容体に変異を入れ、エストロゲンには反応せず、その合成リガンドである4-ハイドロキシタモキシフェンには反応するものが作成されている。その中でも特に誘導能が強く、マウスでの作動例が報告されているのが、ERT2といわれるもので、これを作成者のフランスのChambon博士から入手し、Sall1のexon2を置換する形でベクターを作成した。ES細胞に導入後、150個程度のクローンを単離し、これをSouthern Blotによってスクリーニングしたところ、3個の相同組み換え体が単離された。これを胚盤胞に注入後、子宮移植し、キメラマウスを作成し、これと野生型メスを交配したところ、ヘテロマウスの誕生が確認された。このSall1CreERマウスが、予想通り作動するのを確認するために、LacZ indicatorマウスと交配させ、Sall1CreER/LacZ indicatorという遺伝子型のマウスを作製した。indicatorマウスはCreの標的であるloxP配列がlacZの上流に挿入され、Creにより組み換えがおこった時のみlacZが発現して、X-gal存在下に青色に発色するものである。Sall1CreER/LacZ indicatorマウスに、4-ハイドロキシタモキシフェンを5日間連続腹腔内投与し、腎臓を取り出してX-galを基質として発色したところ、糸球体、尿細管等で弱いながらも発色が確認された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Identification of multipotent progenitors in the embryonic mouse kidney by a novel colony-forming assay.2006

    • Author(s)
      Kenji Osafune
    • Journal Title

      Development 133

      Pages: 151-161

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Essential roles of Sall1 in kidney development.2005

    • Author(s)
      Ryuichi Nishinakamura
    • Journal Title

      Kidney International 68

      Pages: 1948-1950

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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