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2006 Fiscal Year Annual Research Report

TGF-βシグナルを制御するユビキチンリガーゼの異常と癌のメカニズムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 17390354
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

竹之下 誠一  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10167489)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹林 勇二  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70321982)
KeywordsTGF-β / 癌 / 転写活性 / ユビキチンリガーゼ
Research Abstract

TGF-βは多くの細胞の増殖を抑制することから、癌抑制因子として知られている。一方で細胞外マトリックスの蓄積や血管新生、免疫抑制などを引き起こすことから、癌化を促進する因子としても注目されている。抑制型SmadであるSmad7,および、そのユビキチンリガーゼであるSmurf1,Smurf2,Arkadiaの転写調節と蛋白発現調節を調べるため研究をおこない、以下の結果を得た。
(1)Living cellでの転写活性の観察及び測定
ユビキチンリガーゼであるSmurf1、Smurf2、Arkadiaの詳細な転写解析をおこなうため、それぞれのプロモーターをGFPベクター(緑)に組み込み、リポフェクタミンにより各種癌細胞に遺伝子導入をおこなった。GFPベクターはユビキチン化をうけるdest配列をもつpTurbo GEP vectorを用いて検討した。各々のプロモーターはTGF-β、IFN-γ、TNF-αによリ転写活性はあるもののわずかな上昇のみであった。
(2)テトラサイクリン誘導型RNAiシステムによるユビキチンリガーゼの調節とその影響
大腸癌細胞株HCT116およびSW480にユビキチンリガーゼSmurf1、Smurf2、ArkadiaのリポフェクタミンによるオリゴRNAiを作用させmRNA発現をRT-PCRやReal time RT-PCR法を用いて発現低下することが確認された。次に大腸癌細胞株HCT116およびSW480にテトラサイクリン添加によるRNAi発現細胞株を作製し、mRNA発現をRT-PCRやReal time RT-PCR法を用いて発現低下することが確認された。テトラサイクリン誘導型RNAiシステムにより他のmRNA発現を検討したが有意な発現低下・発現上昇はみられなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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