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2005 Fiscal Year Annual Research Report

生体肝移植後の肝細胞癌再発に対するDNAワクチン療法の開発

Research Project

Project/Area Number 17390372
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

前原 喜彦  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80165662)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武冨 紹信  九州大学, 大学病院, 助手 (70363364)
吉住 朋晴  九州大学, 大学病院, 助手 (80363373)
岡野 慎二  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (10380429)
内山 秀昭  九州大学, 大学病院, 助手 (70380425)
Keywords肝細胞癌 / 再発 / 生体肝移植 / DNAワクチン
Research Abstract

免疫抑制状態での抗腫瘍効果を判定する為に、まず初めに免疫抑制状態の肝細胞癌マウスモデルに対して、樹状細胞とIL12による抗腫瘍効果の検討を行うこととした。ヒト肝癌細胞株であるMH134細胞をviabilityの良い状態で大量に保存し、その1つを用いて肝細胞癌マウスモデルの作製を行った。MH134細胞を2.5×10^5個/0.5mlにPBSを用いて調整し、C3Hマウスの皮下に慎重に打込んだ。肝細胞癌皮下腫瘍マウスモデルの良好な作製が可能となった。
続いて、C3Hマウスの両側大腿骨・脛骨の骨髄を採取し、樹状細胞の採取を行った。採取した骨髄中の細胞を慎重に分離し、未成熟な樹状細胞のみを抽出した。採取した未成熟な樹状細胞を培養し、同時にLPSにて活性させた。LPSによって活性され成熟した細胞をFACSにて解析したところ、MHC class I、CD11b、CD11c、CD40、CD80、CD86の発現を認め、CD4、CD8、Gr1の発現は認めなかった。以上より良好な樹状細胞の精製を確認した。
IL12遺伝子を組み込んだプラスミドを腫瘍内に打込み、局所でのIL12発現を可能とする為に、まず、IL12遺伝子を組み込んだプラスミドの作製を行った。当科にて以前用いて保存してあったプラスミドを、制限酵素を用いて電気泳動にかけて評価したところ、良好な保存状態ではなかった。再度、大腸菌に導入して良好な状態のプラスミドを抽出し、それを用いて大量に作製した。免疫抑制状態の指標とする為に、スキングラフトを用いることとした。C3Hマウスの皮膚のみを1cm^3程剥離し、同部位にBalb/Cマウスの皮膚を移植した。FK506の腹腔内投与を移植前日から行い、免疫抑制状態とした。移植した皮膚の良好な生着を認め、良好なスキングラフトモデルの作製が可能となった。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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