2006 Fiscal Year Annual Research Report
DNAマイクロアレイを用いた骨髄間葉系幹細胞の機能的分類・培養法の検討
Project/Area Number |
17390414
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
四宮 謙一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20111594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 誠 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10361718)
阿江 啓介 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20376726)
竹田 秀 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, COE特任助教授 (30376727)
早乙女 進一 東京医科歯科大学, 疾患遺伝子受験センター, 寄附研究部門教員 (20401391)
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Keywords | 骨髄間葉系細胞 / デキサメサゾン / 分化能 / アポトーシス |
Research Abstract |
骨髄間葉系細胞(MSC)は骨髄穿刺で得られた骨髄液から、容易に採取・培養することができる。しかし、MSCの増殖能、分化能には大きなバラつきがあり、同一ドナー由来であっても同じことがいえる。これは、骨髄穿刺の際にどのような細胞集団が得られるかという偶然性に左右されているからと考えられる。本研究の目的は、MSCにはどのような細胞が含まれるかを解析するとともに、分化能(特に骨芽細胞系への分化能)の高いMSCを得られる培養方法を開発し、さらには臨床応用に使用しうるMSCを用いた骨再生手法を開発することである。 骨芽細胞系への分化能の高い骨髄間葉系細胞を得る培養方法の開発。 一般にMSCを骨、軟骨、脂肪などに分化誘導を行う際、複数の分化誘導因子を添加するが、どの系統への分化誘導においても、デキサメサゾン(DEX)が含まれる。このことから、DEXは分化誘導の方向性を示すというよりも、分化能を高める作用を有していると仮説をたて、H17年度の本研究において、そこで、MSCを培養する際、分化誘導時だけでなく、初代培養暗から継続的にDEXを添加して培養を行い、分化誘導時だけでなく継続的にDEXを添加して培養を行なうことにより、骨芽細胞系への分化能が高いMSCが得られることを確認した。H18年度の研究においては、さらにDEXの継続添加によって、MSCの軟骨、脂肪への分化能も向上することを確認した。また、MSCにDEXを添加して培養することで、MSCのアポトーシスが誘導されることが確認され、DEXによるMSCの分化能の向上には、DEXによる分化能の低い細胞群に対する選択的なアポトーシス誘導作用が関与している可能性が示された。
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Research Products
(4 results)