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2006 Fiscal Year Annual Research Report

熱ショック蛋白の細胞保護効果に着目した急性臓器機能障害の予防に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17390427
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

南 ゆかり  鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (10243403)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石部 裕一  鳥取大学, 理事 (40122014)
岡崎 直人  鳥取大学, 医学部, 助手 (30032204)
松浦 達也  鳥取大学, 医学部, 助教授 (00199746)
持田 晋輔  鳥取大学, 医学部附属病院, 助手 (70403433)
KeywordsGeranylgeranylacetone / 温熱刺激 / 熱ショック蛋白 / 急性臓器機能障害
Research Abstract

【方法】
マウスマクロファージ由来の細胞株であるRAW264細胞を、10%ウシ胎児血清を添加したDMEM培地で培養した。培養2時間後、新しい培地に交換し、LPS(1μg/ml)を添加した。GGAは20、40、80μMの濃度でLPS刺激の2時間前に添加した。LPSのTLR4への結合実験では、GGA添加2時間後に、GGAを含まない培地に交換した後、LPSで刺激した。GGAによる抑制効果の血清タンパク依存性を調べる実験では無血清培地を用いた。細胞生存率(Cell Quanti-Blue Cell Viability Assay Kits)、培地中のNO濃度(Griess法)、培地中TNF-α濃度(ELISA法)、細胞内HSP70、iNOSの発現(ウエスタンブロット)、細胞表面に結合したLPS、細胞表面に発現したTLR4-MD-2、CD14(フローサイトメトリー)を解析した。
【結果】
GGA、LPS、GGA+LPS処理は細胞生存率に影響を及ぼさなかった。RAW264細胞でのNO産生、TNF-α産生は時間およびLPS用量依存的に増加した。
LPS添加2時間前のGGA(80μM)処理により、LPS刺激12時間後のTNF-αおよび24時間後のNO産生は有意に抑制された。
GGA前投与によりLPS刺激後のiNOS発現は用量依存的に抑制された。しかし、GGAはHSP誘導作用をもつにもかかわらず、LPS刺激後のHSP70誘導を用量依存的に抑制した。GGA処理後、LPS刺激直前に培地を新しい(GGA不含)培地に交換するとGGAのNO産生に対する抑制効果は消失した。無血清培地を用いた実験においても、GGAはLPSによるNO産生を抑制した。GGAはTLR4-MD-2およびCD14の発現には影響を与えなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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