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2005 Fiscal Year Annual Research Report

浸潤性膀胱癌に対する糖鎖改変による治療(グライコセラピー)は可能か?

Research Project

Project/Area Number 17390434
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐藤 信  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70282134)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 明宏  東北大学, 病院・助手 (70344661)
斎藤 誠一  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80235043)
沼畑 健司  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60359502)
Keywords浸潤性膀胱癌 / GM3 / Glycosynapse分子
Research Abstract

ヒト膀胱癌由来細胞であるKK47(表在性膀胱癌由来)とYTS-1(浸潤性膀胱癌由来細胞)はを用いてtetraspanin CD9の発現を同程度認める。また、どちらの細胞もtetraspanin CD82は発現していなかった。両細胞での大きな違いはガングリオシドGM3発現がKK47がYTS-1よりも多いことである。そこでGlycosynapse3を形成していると考えられるintegrinα3とCD9とGM3との関連を検討する目的で以下の実験を行った。
1、GM3発現量の違う両細胞でα3/CD9/GM3依存性のmotility/invasivenessを検討。
2、KK47に関してCD9をSiRNAにて発現制御し、あるいはP4にてGM3の発現制
3、御し、その運動能を検討した。
4、YTS-1に関しては外来性にGM3を加えその運動能の変化を検討した。
5、また、これらのGlycosynapse分子とcSrc、Csk等のシグナル伝達物資の関連に関しても検討した。
この結果、GM3発現が低いYTS-1で明らかに運動能、浸潤能がKK47より高く、KK47はCD9のノックダウンあるいはGM3の合成抑制で運動能が高まった。また、YTS-1にGM3を外来投与、強発現させると運動能は低下した。さらにcSrc等のシグナル伝達物質は免疫沈降法で明らかにGlycosynapse分子と関連していることが示唆された。したがって、膀胱癌細胞におけるGlycosynapse分子であるGM3の発現はシグナル伝達物質と密接に関与しながら細胞の運動能に深く関与していることが示唆された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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