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2006 Fiscal Year Annual Research Report

siRNAを用いたアポトーシス関連分子機能制御による泌尿器悪性腫瘍の治療法の改良

Research Project

Project/Area Number 17390435
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

冨田 善彦  山形大学, 医学部, 教授 (90237123)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 智幸  山形大学, 医学部, 講師 (40396560)
ビリーム ウラジミル  山形大学, 医学部, 助手 (50334686)
武藤 明紀  山形大学, 医学部, 助手 (00282228)
KeywordsXIAP / BCL-2 / siRNA / アポトーシス / CDDP / Docetaxel / NFκ-B
Research Abstract

1.XIAP, BCL-2に対するsiRNAの導入とノックダウンの有無についての検討
前年度に引き続きsiRNAを作成し、これによるtransientな遺伝子ノックダウンを試みたところ、XIAPについて有効なsiRNAを同定できた。
2.XIAPのtransientおよびstableノックダウンと、抗がん剤に対する感受性の検討
前立腺癌培養株DU145にたいし、siRNAによるtransientノックダウンの系を用いてCDDPに対する感受性の変化を検討した。この結果、XIAP発現の低下とともにCDDPへの感受性の増強が認められた。
次にDU145にXIAPに対するsiRNAベクターを導入し、ノックダウン効率の高いクローンを2種類得た。この2つのクローンに対し、CDDPへの感受性を検討したところ、wild typteとは逆に抵抗性となっていた。この原因を検討する目的で抗アポトーシス分子BCL-2の発現を調べたところノックダウン株では逆に発現が増強していた。
3.DU145におけるXIAPのノックダウンとBCL-2発現増強、CDDP抵抗性の機序の解明
実際にBCL-2がCDDP抵抗性の原因となっているかどうかをBCL-2抑制分子を用いて検討したところ、その抵抗性がcanncelされた。BCL-2の発現の増強にはNFκ-Bが作用していることが明らかになっているが、ノックダウン株で検討したところNFκ-Bの発現増強が見られた。
4.Docetaxel感受性の検討
最近、ホルモン療法抵抗性前立腺癌の治療にはdocetaxelが用いられているが、この系での検討を行った。その結果、docetaxelに対しては、transient、stableともに感受性の増強や低下は見られなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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