2007 Fiscal Year Annual Research Report
MRI画像解析法を応用した摂食嚥下メカニズムの生理学的計算モデルの構築
Project/Area Number |
17390501
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
本多 康聡 Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40284070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
党 建武 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (80334796)
石田 瞭 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00327933)
柳 文修 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (50284071)
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Keywords | MRI / 摂食嚥下 / 生理学的モデル / 拡張有限要素法 |
Research Abstract |
1.摂食・嚥下メカニズムを模擬した生理学的嚥下モデルの構築 (1)摂食・嚥下メカニズムの三次元的構造モデルの構築 昨年度までの研究において作成した舌、喉頭部のモデル化を利用しやすくするため、筋肉の収縮を数値を用いて制御できるようにした。 (2)咽頭後壁における嚥下時の動きを検討 咽頭後壁における嚥下時の動きを検討し、これまでのデータと照らして考察した。 2.生理学的モデルを応用した摂食・嚥下動態の可視化 (1)摂食・嚥下障害者の嚥下透視画像の分析 これまでに作成した生理学的嚥下モデルに摂食・嚥下障害者の動きをシミュレートさせるため、摂食・嚥下障害者の嚥下透視画像を分析し、その特徴を把握した。これらを生理学的嚥下モデルの制御に導入した。 (2)立体画像構築 岡山大学所有の画像解析用ワークステーションにより立体画像を構築した。動的な嚥下関連筋の構造とその機能の連携動作を定量的かつ客観的に解析し、3次元画像および4次元画像(3次元動画像)を作製した。3次元画像では嚥下関連組織が明瞭に構築されたが、4次元画像では不明瞭な部分も認められた。 これらの研究成果の一部は学術雑誌に発表した。 Dynamic imaging of swallowing in a seated position using open-configuration MRI.. J Magn Reson Imaging..2007 Jul; 26(1):172-6.
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Research Products
(1 results)