2008 Fiscal Year Annual Research Report
看護学でのサービスラーニングを応用した都市型・社会参加型カリキュラム開発と評価
Project/Area Number |
17390572
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
田代 順子 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 教授 (30134175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松谷 美和子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60103587)
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Keywords | サービスラーニング / 看護大学生 / ヘルス・ボランティア / 看護学 / カリキュラム / 社会参加型 / eラーニング |
Research Abstract |
最終年度の研究成果:研究目標に沿って、Web上ヘルス・ボランティアの1)一般学習サイト評価、2)学生サイトトのリフレクションを目的とした活動記録(ログ)の使用状況の評価を行い、3)来年度、1・2年生を象に、Webと対面クラスを組み合わせたサービスラーニング科目のシラバスを準備し開講の準備をした。 1)一般サイトの利用状況:2007年1月から2008年11月までの約2年間で14.768件のアクセスがあり、1年1目が700件前後であり、2年目め600件前後のアクセスを維持した。サイトはボランティアの定義から安全な活動の進め方まで、詳細で分かりやすい情報であったと考えられた。Webは科目の一部で活用できると考えられた。 2)学生サイトの試用情況:(1)学生ログ:提出されたログは、登録した122名中9名で延べ30件であった。ログを提出した学生は、“記録を残すことは意義がある"と記録した.面接した学生の多くは、記録をする・振り返り活動かち学ぶという考えはなかったと報告していた。書かれ光記録内容は、活動内容、感じたこと、今後の活動と活動からの学びがログから評価できた。(2)教員のWeb学習支援の関わりと評価:多くの教員がプログラムを開発するまでは関われたが、プログラム試用が始まってからは、Web管理をする教員のみが関わることになった。その要因として、Webを使った学習支援活動が新たな教育活動であり、教員としての関わり方が不明確であったと報告した。加えで、ログはいつでも発信されてきているので、学外での教育活動時には対応できなかったと報告された。教員の更なるWeb教育能力開発が必要である。 3)多くの教員は、学生のログは教育効果が大きく、サービスラーニングとしてカリキュラム化することで、Web学習能力が向上すると、考えた。来年度から、1〜2年生対象とした総合科目の「ボランティア活動から学ぶ人々の生活」を開講し実施することとなった。
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Research Products
(2 results)