2007 Fiscal Year Annual Research Report
アジア文化圏に生きる女性へのDV支援ガイドライン創生と検証
Project/Area Number |
17390595
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
片岡 弥恵子 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 准教授 (70297068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
江藤 宏美 聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (10213555)
井部 俊子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50365839)
大隅 香 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (70407625)
多賀谷 昭 東邦大学, 医学部, 講師 (70117951)
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Keywords | ドメスティック・バイオレンス / EBM / ガイドライン / 在日外国人 / アクションリサーチ |
Research Abstract |
今年度は、DVガインの改定に向けて、文献の抽出と批判的吟味を進めた。心理学分野の文献を含めたため、内容が合致する文献を抽出するのに時間を要した。これらの作業は現在継続中である。医療評価機構のMindsにてDVガインを公開しているが、これに加えて、CPGレビユ、一般向けのガイドライン解説、コクランレビュアブストラクトを作成、公開に至った。 ガイドラインのアジア文化圏での適用を目指して、女性への暴力スクリーニング尺度およびDVリソースカードを英語、中国語、タガログ語、スペイン語に翻訳した。これらを用いて、1ケ所の病院にて妊娠中DV実態調査を行った。調査の結果、日本人も在日外国人妊娠事例にて、DVガイドラインを用いて支援を展開し、その適用について考察した。 都内1ケ所の病院の産婦科病棟にてDVガイドラインの実施をアクションリサーチの手法を用いて進めている。一年間継続したところで、これまでのプロセスを記述する作業を行っている。プロセスの概要は、実践報告として雑誌に掲載された。今後、DVガイドライン有效性を評価するため、クラスタランダム化比較試験の実施に向けて準備を行っている。現在、研究協力施設のリクルートを進めている。
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Research Products
(5 results)