2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17401007
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
阿部 健一 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助教授 (80222644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 正之 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 教授 (90272799)
林 勲男 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (80270495)
石井 正子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助手 (40353453)
DE JONG wilhelmus 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (00390716)
山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助教授 (80334308)
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Keywords | 地域研究 / 国際貢献 / 国際協力 / ネットワーク / メディエーション |
Research Abstract |
研究分担者は、昨年度に引き続き、個々のこれまでの研究活動・関心を基盤に、メディエーション(媒介)に関わる調査研究を行った。当初は、とくに研究の焦点を絞るつもりではなかったが、結果として、研究の方向は(1)NGO・NPO活動、(2)紛争・災害時の支援活動、(3)生物多様性の保全活動、に集約されてきた。それぞれの活動時で、外部者として当該地域をもっともよく知るものとしてさまざまアクターを「つなぐ」ことの重要性が明らかになってきた。 本研究課題の2年目は、研究分担者それぞれの研究活動のほか、メディエーションをテーマとしたさまざまなシンポジウムや研究会な実践した。まず7月に、研究協力者の島上が中心となり、インドネシアと日本の農民の交流事業の成果発表会「山村をつなぐ」を実施。つづけて7月に、研究分担者の山本・石井が中心となって、災害時における地域研究者のメディエーション活動についての中間報告ともいえる研究会「地域研究者は被災社会に対して何ができるのか?-スマトラ沖地震・津波災害、パキスタン北部地震、ジャワ島中部地震に対する地域情報発信の経験を通じて-」を開催した。さらに、11月には、タイ国チャンライにおいて、第10回民族生物学会国際会議シンポジウム"Biodiversity for Community Development : Mediating between Cultural Preservation and Development(生物多様性と地域コミュニティ:文化と開発をつなぐ)"を国際植物遺伝子資源研究所などと共催した。成果は商業出版する予定である。年度内の出版物としては、研究分担者のWilと阿部が編集した"Extreme Conflict and Tropical Forests"(Springer)がある。
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Research Products
(14 results)