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2005 Fiscal Year Annual Research Report

〓東語福寧方言群の調査研究

Research Project

Project/Area Number 17401014
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

秋谷 裕幸  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (10263964)

Keywords中国語 / 方言 / 〓東語 / 福寧方言群 / 寧徳方言 / 福安方言 / 周寧方言 / 尤溪方言
Research Abstract

今年度(初年度)は、2005年9月9日〜2005年9月30日、2005年10月24日〜2005年11月6日、2005年12月23日〜2006年1月14日、以上三回にわたり中国福建省寧徳市及びその周辺地区における方言調査を実施し、寧徳市周寧県咸村鎮方言を重点的に調査した。この方言は音節末閉鎖音子音m/n/η及びm/p/t/k/?を完全に保存しているという点で、〓語諸方言中異彩を放っている。しかしながら、これらの音節末子音にはすでにかなり不安定な状態にあり、そのことが調査に多大な困難をもたらし、予想以上に時間を取られた。それでも音韻、語彙、文法とも予定の調査項目は調査し終え、完成まであと音節頭子音交替の記述を残すのみである。ただこの方言に時間を取られてしまったため、福安市穆陽方言の調査を実施することができなかった。また、本研究に脇力していただいている福建師範大学中文系博士課程在学の葉太青氏(海外研究協力者・福建師範大学中文系陳澤平教授の指導生)は寧徳市洋中鎮天湖方言の詳細な調査を行った。この方言も音節末子音m/n/η及びm/p/t/k/?をおおむね保存している。研究終了後の成果報告書には、天湖方言のデータも掲載することが出来る見込みである。その他《中国語言地図集》B12で〓東区方言に区画されている尤溪県方言の予備調査も行った。この方言は中古中国語の^*ts系列頭子音と^*tc系列頭子音の区別を忠実に保存している点が特徴的であった。研究経費の大部分は以上の現地調査のために用いた。その他、古い段階の侯官方言群における音節末閉鎖音子音のデータとするため、1908年に出版された福州方言新約全書(ローマ字)のマタイ伝部分の電子テキストも作成した。研究経費の一部はこの作成に用いた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Book (1 results)

  • [Book] 浙南的〓東区方言2005

    • Author(s)
      秋谷 裕幸
    • Total Pages
      284
    • Publisher
      中央研究院語言学研究所

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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