2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17401019
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
三谷 孝 Hitotsubashi University, 社会学研究科, 教授 (40126371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 雅生 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (30151905)
田中 比呂志 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (90269572)
弁納 才一 金沢大学, 経済学部, 教授 (90272939)
李 恩民 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (90372911)
田原 史起 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (20308563)
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Keywords | 東洋史 / 経済史 / 経済政策 / 社会学 / 政治学 / 国際研究者交流 / 中国 |
Research Abstract |
平成19年度は、山西省臨汾市高河店の現地調査を、昨年度に引き続いて山西師範大学の4名の共同研究者の協力の下に行うとともに、下記のような研究活動を行った。 1,国内での研究会で、調査予定地の山西省臨汾市の村落について、昨年度の経験と戦前の農村調査報告・地方志等の内容を検討して、各自の分担項目について調査マニュアルを作成した。 2,日本側メンバー10名(内1名研究協力者は私費参加)は、8月17日から8月30日まで中国に渡航して、(1)臨汾市高河店での現地調査による延べ65人の村民からの聴き取り調査及び村落関係資料収集、(2)洪洞県の山間部に位置する橋西村の参観と経済概況の調査、(3)地方史研究者との座談会による交流、(4)山西大学中国社会史研究センターでの資料収集と研究交流、(5)北京における文献資料の収集、を実施した。昨年度と今年度の現地調査によって、内陸地域山西省の地方都市近郊農村としての高河店の歴史、とくに村民の生活史とその特徴を把握することができた。 3,帰国後には、インタビュー記録を整理・集約し、収集した資料・文献を複写・製本するとともに、研究会を開催して今回の現地調査の成果と問題点を検討し、各メンバーが分担する研究テーマについて報告して、3年間の研究成果の取りまとめとして、農村調査記録及び研究論文集を公表するという全体的な方針を決定してその準備作業を開始した。
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Research Products
(4 results)