2006 Fiscal Year Annual Research Report
英仏所蔵敦煌・吐魯番出土漢文文献の古文書学的比較研究
Project/Area Number |
17401020
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
関尾 史郎 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (70179331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玄 幸子 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (00282963)
鶴田 一雄 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (40180062)
柴田 幹夫 新潟大学, 国際センター, 助教授 (30293244)
岩本 篤志 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助手 (80324002)
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Keywords | スタイン文書 / ぺリオ文書 / 漢文文書 / 敦煌文献 / 吐魯番文書 / 古文書学 |
Research Abstract |
1.平成18年度は、パリのフランス国立図書館に所蔵されている敦煌文献についで閲覧調査を行った。いずれも中国国内に所蔵されているものとの比較を前提としている。閲覧したのは、題記などにより書写年代が比較的確定しやすい写経を中心としている。それは書体の変遷を明らかにすることが容易だからである。その結果、北涼体から北朝体への変化を跡付けることができるようになった。 2.吐魯番文書に関しては、所蔵機関ごとに刊行されている図録を収集し、図録の目録を作成した。以下のものについては、既に完成した。 1)書道博物館(日本・東京)『中村不折旧蔵禹域墨書集成』所載文献一覧 2)寧楽博物館(日本・奈良)『日本寧楽美術館蔵吐魯番文書』所載文書一覧 3)大英図書館(イギリス・ロンドン)『斯坦因第三次中亜考古所獲漢文文獻(非佛經部分)』所載文書一覧 4)中国歴史博物館(中国・北京)『中国歴史博物館法書大観』所載文献一覧(稿) このうち、1)・2)・3)(ただし一部)については、成果を研究代表者のホームページに掲載した。以下のとおりである。http://h0402.human.niigata-u.ac.jp/なお4)についても、近日中に掲載予定である。 3.2の1)〜4)以外についても、対象とするべき図録の選定と収集を行った。以下のとおりである。 1)故宮博物院(中国・北京)『故宮博物院蔵文物珍品体系』 2)出口常順(日本・大阪)『高昌残影』 3)吐魯番博物館(中国・吐魯番)『新出吐魯番文書及其研究』 4)旅順博物館(中国・旅大)『旅順博物館蔵トルファン出土漢文仏典断片選影』 (以上)
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Research Products
(1 results)