2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17402026
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
近藤 正規 International Christian University, 教養学部, 上級准教授 (30306906)
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Keywords | 世界経済 / 環境 |
Research Abstract |
2008年前半まで、エネルギー価格や商品相場の高騰から、さまざまなイシューにおける環境への負荷の増大が懸念された。 しかしその後、2008年を境に世界経済が不況に陥り、原油価格も下落したため、世界経済の前提が一変することとなった。 このような変動の時代における外部性の内部化をどうすべきか、経済学的な視点から調査することを目的とした。 まず、海外の研究機関や大学における研究のサーベイを行い、政府機関や企業にもインタビューを行い、データを収集した。 これらのデータをもとに、非線形の回帰分析を行い、さまざまな感応度分析を行った。 その結果をもとに、今後の経済成長および、エネルギー価格の推移について、シミュレーションを行った。 さらに新興国と先進国の間にデカップリングがどの程度あるかについても、数量的に検証した。 これらの調査結果をもとに、先進国と途上国の採るべき政策を提言して、両者の間の政策対話の重要性も明らかにした。
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Research Products
(5 results)