2007 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル時代における教職教養のモデル構築のための日墺国際比較研究
Project/Area Number |
17402040
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
樋口 聡 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (30173157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 規嗣 広島大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (20302359)
土橋 寳 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00125618)
丸山 恭司 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30253040)
植田 康成 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60009735)
鈴木 由美子 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (40206545)
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Keywords | 教職教養 / 教員養成 / 国際比較 |
Research Abstract |
教職教養のモデル構築のための5つの領域、(1)感性と身心の問題、(2)自己理解、(3)現代的社会的問題の理解、(4)知のリテラシーの問題、(5)コミュニケーション能力と異文化理解の問題、のそれぞれについて、ポイントを明確化し、各分担者が協力しあって、報告論文の作成に取り掛かった。 1.チューリッヒ大学教授、フィリップ・ゴノン氏の講演会を開催し、職業教育の問題を通して、複線型の教育制度のメリットについての理解を深めた(6月7日)。 2.学習開発学講座の客員教授、ルイゼ・マッカーティ氏の講演会を科研の研究会と位置づけ、教職教養の問題につながる、ヨーロッパの伝統的なBildung概念について討議し、理解を進めた(8月31日)。 3.東洋大教授、山口一郎氏との研究会で、身心論の基礎になる現象学の新たな可能性について理解を進めた(9月6〜7日)。 4.10月16〜21日に、樋口、山内、土橋、丸山、植田、鈴木がグラーツを訪問し、「子どものための哲学」国際会議にて、研究発表を行い、教職教養斎構成する内容をさらに洗練させる機会を得た。 5.学習開発学講座と附属教育実践総合センターが共催する学習科学広島フォーラムを科研の研究会と位置づけ、教職高度化を目指すカリキュラム等の検討から、教員養成学構想についての基礎的知識を得る機会を持った。 6.学習開発学講座の客員教授、ディーナ・ビーグリー氏の講演会を科研の研究会と位置づけ、教員養成のための新しい授業スタイルの一例、eラーニングを使ったゼミナールについて学んだ。 7.樋口が、まとめのために、2月19日〜29日にウィーン、アムステルダム、グラーツを訪問し、オーストリアの教員養成制度の改革の状況、日本の道徳教育への子どものための哲学の導入の可能性、身心の健康と感性の関係、そして教員養成プログラムにおけるeラーニングの可能性について、討議した。
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Research Products
(18 results)