2006 Fiscal Year Annual Research Report
タイ国における児童・青少年の性・AIDS及び薬物乱用問題の要因分析と予防教育開発
Project/Area Number |
17402044
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
笠井 直美 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助教授 (20255243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (50114046)
綾部 真雄 成蹊大学, 文学部, 助教授 (40307111)
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Keywords | タイ国 / 児童・青少年 / 性・AIDS教育 / 薬物乱用防止教育 / 新学習指導要領 / ヘルス・プロモーティング・スクール |
Research Abstract |
1.前年度に引き続いて、申請者らが北部タイにおける1次調査方針を決定し、タイにおいて、第1次調査のための事前協議を行った。 2.協議内容は、調査を行うにあたり、チェンマイ県教育行政担当者との調整、調査地区の選定、調査対象標本の構成、調査項目の選定などについてであった。 3.タイでは、2001年に新学習指導要領が制定され、2005年に全学校の全学年にて実施されているため、新学習指導要領及び新学習指導要領手引き書の詳細な検討を引き続き行った。教科書等についても収集し、内容の検討を継続中である。新学習指導要領、新学習指導要領手引き書及び教科書等内容については、教育行政担当者に詳細な説明を求めた。さらに、教育現場の変化や実際の状況に関する資料の収集や調査を実施し、翻訳を含めて分析した。 4.児童・青少年の性・AIDS及び薬物乱用防止教育の具体的実施内容、実施状況、教育方法、具体的カリキュラム等の調査を実施するにあたって、日タイ両国語の調査票構成について検討した。現地に赴き、チェンマイ市の小・中・高等学校で予備調査の実施について調整を行なった。また、地域社会に関する基礎的な資料収集を実施した。 5.タイ国保健省健康教育課が主導するヘルス・プロモーティング・スクールは、健康教育推進効果が高いという評価を受けている。そのため、児童・青少年の性・AIDS及び薬物乱用問題の予防教育開発の可能性について関係者と協議した。
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Research Products
(4 results)