2005 Fiscal Year Annual Research Report
単細胞接合藻ミカヅキモの生殖隔離・種分化機構の解析
Project/Area Number |
17405013
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
関本 弘之 日本女子大学, 理学部, 助教授 (20281652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 元己 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (00193524)
野崎 久義 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (40250104)
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Keywords | ミカヅキモ / 生殖隔離 / 種分化 / 性フェロモン / 分子系統解析 / 国際研究者交流 / ドイツ:韓国:オーストラリア |
Research Abstract |
本研究では、性フェロモン遺伝子の単離が完了しているClosterium peracerosum-strigosum-littorale complex (C.pslc),C.ehrenbergiiを中心に、地域的に離れて遺伝子交流が出来ない海外数カ所の拠点からそれぞれ多くの試料を採集し、地理的隔離状況を把握することを目的としている。本年度は、ドイツ(Neuglobsow)にて、海外研究協力者であるDr.Krienitzのサポートを受け、周辺地域からのミカヅキモ単離を試みた。現地にて、顕微鏡下で細胞を単離し、さらに無菌培地での単藻培養を試みたが、残念ながら目的とする株の培養に成功しなかった。用いた培地に何らかの問題があったものと考えられる。現在、同時に採集した土壌サンプルから、接合子発芽を試みており、栄養細胞単離を目指している。 さらに、タイで開かれた第4回アジア太平洋地域藻類学フォーラムに参加し、韓国、オーストラリアの研究者と共同調査計画を検討した。平成18年度には、それらの国へ出向き、ミカヅキモ細胞の単離を進めることとした。 国内15カ所からも、ミカヅキモ単離を進めており、これまでに14株のC.pslc単離に成功している。これらについては、18S rDNAのgroup Iイントロンを利用し、種間の系統関係を明らかにした。さらに、交配実験を行い、これらが生殖隔離を起こしていることを確認した。現在、各株からの性フェロモン遺伝子の単離を進めている。
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Research Products
(13 results)