2006 Fiscal Year Annual Research Report
フタバガキ科の網羅的系統解析のための材料採集と系統樹作製
Project/Area Number |
17405032
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪股 伸幸 九州大学, 大学院理学研究院, 助手 (20301335)
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Keywords | population genetics / evolution / internet database |
Research Abstract |
1、ヨーロッパ、アフリカへの3週間の旅程で、スペイン、アルジェリア原産の絶滅危惧種Abies nebrodensisを含むPinaceaeとMonotoideae(Dipterocarpaceae)亜科に属する種のサンプリングを行った. 2、インドネシアヘの3週間の旅程で、Shorea (Dipterocarpaceae)属5種の集団サンプルを採集した。 3、ユーラシアLarix種の生物地理学的研究結果の一部をまとめた論文を投稿した。この研究に関する次の論文は今夏投稿予定ある。 4、スペイン、ドイツの国際学会でShoreaとLarixについて5演題の発表を行った。 5、2006年4月にパフォーマンスとセキュリティー向上のため、サンプル・データーベース用のウェブサーバーを新規のコンピューターに更新した。 OSをRed Hat Linux からSuSe Linux Enterprise Serverに変更した。ウェブ(Apache)とデーターベース(MySQL)エンジンも更新し、FTPサービスを追加した。森林遺伝学、森林生態学、森林保全研究の文献160000点以上を含む新規の公共インターネットデーターベース構築を構想中である。この新規データーベースは、2007年夏に公開を予定している。我々のサンプル・データーベースのセキュリティーと検索効率の改善も構想中である。 6、来年度は東南アジアおよび南米へでの採集を計画している。これはフタバガキ科に属する種の新規サンプルの採集が目的である。
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