2007 Fiscal Year Annual Research Report
Rickets罹患に関わる生活様式・地理環境条件・遺伝学的諸因子の相互作用
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17406019
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
中村 桂子 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (00211433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 真由美 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (60315687)
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Keywords | Rickets / モンゴル / VDR遺伝子多型 / 骨密度 / 超音波法 / ビタミンD / 地理環境条件 / 症例対照研究 |
Research Abstract |
Ricketsは古代から記録されてきた病態であり、人類は、Vitamin D含有量の高い食品摂取、乳製品の摂取量の調節、適度な紫外線暴露など、様々な環境適応によって深刻な病態を回避してきた。しかし、近年の内陸地方での急速な都市化は、人類の適応のバランスをくずしている可能性がある。Rickets様骨変形病態の発現には、食品摂取、生活様式、日照などの地理環境条件のみならず、VDR遺伝子多型が、Ricketsの発症を調節する遺伝的な役割を担っているかもしれない。本研究の目的は、(1)モンゴルの子どものRicketsの発症に、ライフスタイル、地理環境条件のリスクに加え、特定のVDR遺伝子多型が相乗作用をもたらしているかどうか」、(2)「モンゴルの都市化に伴う文化変容がRickets発症に影響をもたらしているかどうか」を明らかにし、さらに、(3)中国大陸内陸部でのRicketsの高罹患地域に関する基礎データを蓄積することにある。 平成19年度は、モンゴルウランバートル首都圏、Ricketsコホートデータと、Rickets治療における医薬品処方とコンプライアンスについて調査を行った。ビタミンD剤の摂取、摂取食品、日照暴露時間、居住環境条件、ならびに社会経済的水準と、Ricketsの経過について分析を行った。医薬品の処方制度があるものの、処方箋による治療薬の購買は10%であり、Ricketsの病状に応じた治療薬の選択は一般的に行われていなかった。居住住居の質、栄養摂取状況、所得が、Rickets発症との有意な関係を示した。 モンゴルだけでなく、中国、ラオス、カンボジア、フィジーなど他の開発途上国における調査方法を明らかにした。
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Research Products
(3 results)