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2007 Fiscal Year Annual Research Report

エイズ遺児のケアに関するソーシャルネットワークと公的セクターの役割に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17406021
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

松山 章子  Nagasaki University, 国際連携研究戦略本部, 准教授 (70404233)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 有吉 紅也  長崎大学, 熱帯医学研究, 教授 (30311400)
溝田 勉  長崎大学, 熱帯医学研究, 教授 (60229721)
依田 健志  長崎大学, 熱帯医学研究, 助教 (40457528)
Keywordsエイズ / エイズ遺児 / ソーシャルネットワーク
Research Abstract

松山は、タイ、チェンマイ大学、チェンマイSansai郡公衆衛生局と協力して、HIVの親(片親あるいは両親)を持つ子供の心理的、社会的影響と彼らに対する地域社会の支援システムに関する調査を実施した。量的調査法と質的調査法の両方を組み合わせたデザインとなっており、横断サーベイでは、206人のHIVの影響を受けた子供と196人の影響を受けていない子供(対照者)に対しアンケート調査を実施した。これに加えて、質的データも収集し、子供、養育者、地域住民にイン・デプス・インタビューを行った。現在これらのデータ、情報の分析を行っている最中である。
有吉らは、北タイ、ランパン県に居住するHIVに感染した親子を持つ子供とその養育者を対象に、家庭環境、社会・経済及び支援状況を調査する地域ベースの第一回の量的調査を2000年〜2003年を実施ており、本科研調査においては、それを活用すべく、2005年〜2006年に第二回の調査を実施した。平成19年度は、この量的調査のさらなる統計解析を進めるとともに、子供を持つHIVに感染した若干名の親を対象に質的調査を開始した。
溝田は、既存のデータからエイズ遺児に関するソーシャルサポートが公的セクターによる介入の度合いを社会的側面(政治、経済、宗教、人種、文化など)から捉え直し、それらの現状を再分析した。
依田は、平成17年度から段階的に得られているデータを基に、エイズ遺児に対するソーシャルネットワークが関連しているサポート体制について、主にタイで得られたデータについて分析し、問題点等を抽出した。また、公的セクターが関与している部分についてもまとめ、ソーシャルネットワークと公的セクターの連携について検討した。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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