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2005 Fiscal Year Annual Research Report

若年男性の突然死-ポックリ病-の実態調査と日米比較

Research Project

Project/Area Number 17406023
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

藤田 眞幸  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00211524)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武市 早苗  東海大学, 医学部, 教授 (20035497)
佐藤 文子  東海大学, 医学部, 講師 (70328128)
呂 彩子  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50296555)
Keywordsポックリ病 / レムナントリポ蛋白 / 突然死 / 冠動脈攣縮 / 動脈硬化 / 不整脈 / Brugada症候群 / 脂質代謝
Research Abstract

これまでに、共同研究者の武市らは、ポックリ病において、レムナントリポ蛋白(RLP-TG,RLP-Cなど)が異常高値を示すものが多くみられ、また、このレムナントリポ蛋白に強い冠状動脈の攣縮作用があること見出しており、ポックリ病の原因の1つであることを明らかにしている。
この度、米国CVPath(International Registry of Pathology)のDr.Virmaniとの共同研究の合意を得て、米国における心臓突然死例(100例余り)につき、レムナントリポ蛋白などの脂質代謝関連物質を測定し、日本における動脈硬化を伴わない心臓突然死(ポックリ病死)と動脈硬化の進んだ心臓突然死例との比較を行う準備を整えた。来年度前半に測定・解析する予定である。
Tufts大学医学部Schaefer教授との共同研究の合意を得て、心臓発作を起こした米国人のレムナントリポ蛋白などの脂質代謝関連物質を測定し、日本における動脈硬化を伴わない心臓突然死(ポックリ病死)と動脈硬化の進んだ心臓突然死例との比較を行う準備を整えた。
これらの研究により、日米の心臓突然死の間でレムナントリポ蛋白レベルに差があるか、また、これ以外にポックリ病が日本に多い要因があるかを究明する。
なお、高レムナント血症以外に、ポックリ病の原因として考えられる他の要因として、致死的不整脈の存在が近年、注目されてきている。今回、その代表的な疾患であるBrugada症候群につき、これが、日本のポックリ病死の中に実際、含まれているかを、われわれのポックリ病死150例で解析することを企画した。今年度はBrugada症候群の研究の第一人者であるモントリオール大学医学部のRamon Brugada博士を招聘し、研究会を開いた。現在、我々は約20例につき、Brugada症候群の原因遺伝子で、心臓ナトリウムイオンチャンネルの構成蛋白の1つであるSCN5A遺伝子について解析し、ポックリ病死例において、いくつかの遺伝子変異を見出しているが、これらの遺伝子変異の機能的意義については検討中である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 見えてきたポックリ病の正体-ぽっくり病症候群の提唱2006

    • Author(s)
      武市早苗, 藤田眞幸
    • Journal Title

      医学のあゆみ (印刷中)

  • [Journal Article] ポックリ病-その原因を求めて-2005

    • Author(s)
      武市早苗
    • Journal Title

      法医学の実際と研究 48

      Pages: 1-13

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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