2005 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌・歯原性腫瘍発生とアジア多民族遺伝子変異の調査研究
Project/Area Number |
17406027
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
永井 教之 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90085770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長塚 仁 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (70237535)
MEHMET Gunduz 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (70333507)
河原 研二 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (50076113)
瀬津 弘順 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (90116468)
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Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / 口腔癌 / 歯原性腫瘍 / 遺伝子変異 / 調査解析 / アジア多民族 |
Research Abstract |
本企画は、アジア民族の口腔癌・歯原性腫瘍の遺伝子解析・分子病理学的解析のため、アジア各国における実態調査とネットワークの構築を目的としている。 本年度は、9月に国際シンポジウム(International Symposium of Maxillofacial & Oral Regenerative Biology)を岡山で開催した。本シンポジウムには多数の研究者が参加し(300人)、アジア各国の口腔癌・歯原性腫瘍に関する研究の最新の知見を得ることができた。シンポジウム参加国は中国、韓国、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、インド、フランス、フィンランドであり、海外及び国内共同研究者を岡山へ招聘した。またシンポジウム時に併せて、アジア各国や日本国内の共同研究者と口腔癌・歯原性腫瘍の実態調査のためのネットワーク構築、研究打ち合わせを行った。 平成18年2月には中国医科大学の共同研究者を日本に招聘し、材料提供者の倫理面の協議、材料収集に関する討議を行った。 平成18年3月には研究代表者永井教之が中国に渡航し、中国医科大学・吉林大学・大連医科大学・ハルピン医科大学の共同研究代表者と本プログラムに関する合同会議を行い、材料収集法やプロトコルの作成を行った。 今後は、より具体的な材料収集法の協議を行い、材料収集を実践していく。中国4大学(中国医科大学・吉林大学・大連医科大学・ハルピン医科大学)と共同して、新鮮手術材料を取り扱った遺伝子解析を行う遺伝子バンクの設立を目指す。また、海外との情報交換手段としてTAOを利用したギガネットネットワークを改良し、使用する。
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Research Products
(6 results)