2006 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌・歯原性腫瘍発生とアジア多民族遺伝子変異の調査研究
Project/Area Number |
17406027
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
永井 教之 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90085770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長塚 仁 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (70237535)
GUNDUZ Mehmet 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (70333507)
河原 研二 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (50076113)
瀬津 弘順 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (90116468)
玉村 亮 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00403494)
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Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / 頭頸部癌 / 歯原性腫瘍 / 口腔癌 / 遺伝子変異 / 調査解析 / アジア多民族 |
Research Abstract |
本企画はアジア民族の歯原性腫瘍、口腔癌、悪性黒色腫の遺伝子解析のため、アジア各国との国際共同研究のための調査とネットワークの構築をすることを目的としている。 本年度は、代表者(永井)が岡山大学の中国東北部重点地域構想O-NECUSプログラムの企画・実施WG室長であることから、5月中国東北部医療系4大学(大連医大、中国医大、吉林大、ハルピン医大)の頭頸部癌、歯原性腫瘍の研究者を招へいし、調査協力のためのシンポジウムを開催した。代表者は10月訪中4大学と大学間協定を締結すると共に、上記テーマの具体的調査、情報ネットワークの構築で合意した。 特に中国医大には岡山大学国際交流分室を19年7月に設置(代表者永井が室長に指名された)することで合意した。又、同大学に頭頸部癌、歯原性腫瘍解析センターを設置(19年10月予定)することにより、癌材料収集の中国東北部のネットワークが構築された。又北京大学口腔医学院、マレーシア・マラヤ大学歯学部もこのネットワークに参加することで合意した。各大学における倫理規定や倫理委員会設置等を調査した結果、ほとんどの大学で未整備であり、今後岡山大学方式を教示することで合意した。 一方、研究技術についてはパラフィン標本の遺伝子解析法が確立しつつあることから、アジア各国の材料解析が可能になりつつある。そこでこれらの技術を中国で実施できる設備等が備わっているかを調査した結果、若手研究者の技術研修が必要であることがわかった。
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Research Products
(6 results)