2007 Fiscal Year Annual Research Report
オープンスペースネットワーク利用者認証システムOpengateの高機能化
Project/Area Number |
17500040
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
渡辺 義明 Saga University, 理工学部, 教授 (10117294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
只木 進一 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 教授 (00202169)
渡辺 健次 佐賀大学, 理工学部, 教授 (00220880)
江藤 博文 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 助教 (10253585)
大谷 誠 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 講師 (00380791)
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Keywords | セキュア・ネットワーク / 情報システム / ユーザ・インターフェース / インターネット高度化 |
Research Abstract |
本研究で対象としているネットワーク利用者認証システムOpengateは、利用者がネットワークの利用を終了すると、即座にネットワークを閉鎖できる。このため類似システムに比較して不正利用の可能性が少ない。 従来のシステムでは、この機能を実現するために、端末に送り込んだJavaAppletとサーバとの間にTCPコネクションを維持し、その終了を監視していた。しかし近年、Javaが標準で導入されていない環境が広がっており、端末へのJavaプラグインの事前導入作業が必要となってきた。このため、これに代わる仕組みとして、HTTPのTCPコネクション維持を利用し、その終了を監視する方式を考案した。この方式では、端末に送ったJavaScriptがAjax処理を繰り返してサーバとの間にTCPコネクションを維持する。 今年度は、この新Opengateについて検証と改良を続けるとともに、その大規模運用を行い評価した。まず小規模な試行と評価を継続し、バグや改良点を洗い出した。さらに、この試行評価に沿って新Opengateの開発・改良を行ない、大規模運用に耐えるレベルにした。試行システムを基にキャンパス全域で利用可能な運用システムを構築した。 新システムは、従来のシステムに加えて、上記の終了監視方式を追加し、新方式を優先的に使用するように構成したものである。Alax処理を基本としているため、付加プラグインを導入する必要なしに、ほぼ全ての新しいブラウザで動くことが確認できた。さらに利用時間監視やMACアドレス監視などの複数の監視方式を併用して、機能不足の端末にも対応できた。
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Research Products
(6 results)