2007 Fiscal Year Annual Research Report
P2P技術を応用した、同期型遠隔教育支援システムに関する研究
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17500041
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山之上 卓 Kagoshima University, 学術情報基盤センター, 教授 (00191370)
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Keywords | p2p / 教育支援 / 排他制御 / マルチメディア |
Research Abstract |
本研究の目的は、遠隔地に分散した大量の受講者端末間で、音声や画像や操作の共有を実時間で行うことができる教育支援システムの実現性を探り、その開発を試みるものである。 当初の研究実施計画では、遠隔地間に分散する大量の端末間で音声や画像やデータを実時間で共有できる教育支援システムを開発することにしていた。2006年度までに、それまでに研究開発を行っていた分散システムの評価を行うシステム(DSR)に音声・画像を共有する機能を追加し、教育支援システムSOLAR-CATSを開発した。SOLAR-CATSは分散した端末間で、音声・画像通信の他、お絵描きソフトなどの応用プログラムとその操作を、異なる複数の端末の利用者が実時間で共有することにより、遠隔地間での実時間教育を実現しようとするものである。SOLAR-CATSは操作の排他制御機能を持っており、異なる端末で同時に異なる操作が行われようとしても、どれか一つの操作だけが行われることにより、全体として常に同じ表示・同じ状態を保つことができる。操作の記録を行うことも可能である。 以上の研究を基にして、2007年度には、SOLAR-CATSにパソコン画面の静止画共有機能を追加した。このことにより、静止画ではあるがパソコン上の任意のソフトウェアの状態を参加者が実時間で共有することが可能となり、教師がプレゼンテーションソフトの画面で教材を学生側端末で示し、その画面上で、教師と学生が書き込みなどを行って授業を行う、というようなことが可能になった。これらに関して、2007年に熊本で開催された国際会議8th International Conference on Information Technology Based Higher Education and Trainingなどで発表を行った。
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