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2005 Fiscal Year Annual Research Report

センサネットワークにおけるリアルタイムなデータ収集・配信方式に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17500043
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

菅野 正嗣  大阪府立大学, 総合リハビリテーション学部, 助教授 (80290386)

Keywordsセンサネットワーク / シミュレーション / スループット / クラスタ / 消費電力
Research Abstract

数百から数千もの多数の小型のセンサノードを広範囲に分布させるようなセンサノードが実用化されつつある.このようなセンサノードは一般的に小容量のバッテリで駆動されるため,その通信距離は限られている.したがって,大規模なセンサネットワークでは,センサノード同士でクラスタを構成して一旦クラスタ内で情報を収集し,クラスタヘッド間でマルチホップ通信を行なうことによってシンクノードにデータを収集する構成が考えられる.このようなセンサネットワークでは,シンクノードの近辺に負荷が集中することや,センサノード間の干渉によるパケット損失が発生することを十分考慮する必要がある.例えば,従来の研究ではネットワーク全体の消費電力を評価したものが多いが,ネットワークのどの部分の負荷が大きいのか,またセンサノードの寿命がどのような分布をしているかは十分に明らかではない.また,それらはクラスタの大きさなどのネットワーク構成パラメータによって大きな影響を受ける.そこで本年度は,このようなクラスタ間でマルチホップ通信を行なうような大規模なセンサネットワークを対象として,ネットワークの容量や消費電力を解析およびシミュレーションの両面から評価した.まず,シンクノードに近い隣接クラスタヘッドに単純に中継をする場合では,データフュージョンによる情報量の削減を行なわない場合,シンクノード近辺の負荷が非常に大きくなることが明らかとなった.つまり,この部分の消費電力も大きいため,電力の枯渇も早くなり,結果としてネットワーク寿命が短くなってしまう.そこで,シンクノード近辺の不要な中継を減らすことで,シンクノード近辺のノードの消費電力を大きく削減でき,スループットを2倍程度に向上できることを示した.

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Performance analysis of large-scale wireless sensor network architecture with multi-cluster configuration2006

    • Author(s)
      Masashi Sugano, Yuichi Kiri, Masayuki Murata
    • Journal Title

      Proceedings of IASTED International Conference on Networks and Communication Systems

      Pages: 188-193

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] マルチクラスタ構成を持つ大規模センサネットワークアーキテクチャに関する検討2006

    • Author(s)
      菅野正嗣, 木利友一, 村田正幸
    • Journal Title

      電子情報通信学会 技術研究報告 Vol.105, No.628

      Pages: 25-30

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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