2007 Fiscal Year Annual Research Report
研究者の役に立つ著作権とセキュリティを考慮した知識の発見と流通に関する研究
Project/Area Number |
17500048
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
木下 宏揚 Kanagawa University, 工学部, 教授 (70202041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲積 泰宏 富山大学, 大学院・理工学研究科, 講師 (30367255)
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Keywords | アクセス制御 / 個人情報保護 / 電子透かし / 著作権管理 / オントロジー / 情報共有 / カバートチャンネル / ファイアウォール |
Research Abstract |
・情報カプセルの個人情報保護への応用 著作権保護と2次利用促進を目的としたエージェントベースの情報カプセルを個人情報保護に応用するために、情報カプセルの持った情報の利用目的や利用権限および情報の更新機能を、権利既述言語であるXrML(eXtensible rights Markup Langage)で記述した。 ・多様な価値観を表現可能な地域通貨 地域通貨において、多様な価値観を反映可能な多元的な価値を表現可能にするために、人間関係ダイアグラムを利用したユーザ評価指標を導入した。 ・コンテキスト間の関係に着目した情報検索 研究者の保持している情報を体系化し検索が容易に行えるようにするたにオントロジーを用いたデータ記述を行った。オントロジーを構築する際に、コンテキスト間の関係を記述することによって、関連情報を検索する際の効率を改善した。 ・1階述語論理を用いた情報フローの解析と情報フィルタの生成 Community Based Access Control Modelにおいて、情報流出を防ぐ,より高度な情報フィルタを実現することを目的とし,不正な情報経路を考慮したアクセス制御をするためにアクセス制御モデルの機能の追加を行う.具体的にはCovert Channelを検出する機能がある情報フィルタに訂正を促す機能を追加して情報流出を防止する情報フィルタを提案した。 ・直観主義論理によるダイナミックなアクセス制御の記述 Covert channelを分析,制御する意味論として直観主議論によるセキュリティモデルを提案し,その効用を示した.モデルは,subjectとobjectが持つ属性(競合,プライバシー,所有,役割,階層)を使い,アクセス行列内のcovert channelを直観主義論理によって分析し,情報フィルタを制御する.
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