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2005 Fiscal Year Annual Research Report

モバイル環境におけるマルチメディア情報の獲得と共有に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17500070
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

吉高 淳夫  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60263729)

Keywordsモバイルコンピューティング / 視線 / 位置合わせ / 垂直エッジ
Research Abstract

屋外モバイル環境において、ユーザの視界映像と予め用意された実世界のパノラマ画像とのマッチングにより眼球運動から検出した注目状態にある建造物などのオブジェクトを認識する手法を考察し、プロトタイプシステムを構築した。ユーザが装着するウェアラブルコンピュータは眼球を撮影するモノクロCCDカメラと視界を撮影するカラーCCDカメラ、GPSレシーバおよび方位センサを備え、コンピュータ内には実世界上の特定地点毎の全周囲を撮影したパノラマ映像を保持する。パノラマ画像には撮影地点の緯度・経度情報、方位情報、および画像中の建造物(オブジェクト)領域情報を関連付けてデータベース化しておく。そしてGPSレシーバから得られた位置情報からその地点の近傍に対応するパノラマ映像を検索し、次に方位センサの情報から注目対象オブジェクトの探索範囲を限定する。そして、パノラマ画像と視界画像とのマッチングにより、視界中のオブジェクトの認識を即時的なインタラクションができる程度に高速に行う。1つのパノラマ画像で位置合わせ可能な範囲が広いほうが少ないパノラマ画像で広範囲でのマッチングに対応できることになるため、パノラマ画像データベース生成や処理の負荷を軽減できる。しかしパノラマ画像、視界画像の撮影地点が異なると同一オブジェクトの映像であってもその領域の大きさや形状が異なるため、その影響を考慮したマッチングが必要となる。そこで、パノラマ画像,視界画像から注目対象候補である建造物の垂直方向のエッジを抽出し、一定範囲内でのユーザ位置の自由度を前提とした際のエッジ出現位置の変化を考慮したマッチングにより視界画像とパノラマ画像の位置合わせを高速に行い、その際の視線情報から注目オブジェクトを認識することとした。そして、プロトタイプシステムを実世界環境で稼動させ、オブジェクト認識精度、応答性を評価した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 屋外拡張現実感のための縦方向の直線エッジを用いたパノラマ画像との位置合わせ2006

    • Author(s)
      児玉, 吉高, 平嶋
    • Journal Title

      情報処理学会研究報告HI-117-3 2006・3

      Pages: 17-23

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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