2005 Fiscal Year Annual Research Report
コンテキストアウェア技術を駆使したマルチメディア会議録システムの研究
Project/Area Number |
17500078
|
Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
勅使河原 可海 創価大学, 工学部, 教授 (70277870)
|
Keywords | コンテキストアウェア / マルチメディア会議録 / Webベース会議システム / グループウェア / プレゼンス情報 / パーソナライズ / グループプレゼンス |
Research Abstract |
今年度は、コンテキストアウェア技術を駆使したマルチメディア会議録システムの実現をするために、以下の4点に焦点を当てて取り組んだ。 1.マルチメディア会議録システムの拡張 これまでに検討・開発してきたマルチメディア会議録システムを、研究室のゼミにおいて発言を協調記録するシステムとして評価を行い、複数人で分散協調し、有効に発言録の記録が出来ることを確認した。また、プレゼンテーション発表に対して本システムを用いると、参加者の中に潜在的に存在している疑問や意見を引き出すことができることを確認した。 2.グループプレゼンス情報に関する研究 会議において会議の状況や、参加者の状況を把握するための技術として、本年度はコンテキスト情報を用いた動的なグループと、グループブレゼンス情報の自動生成手法について検討を行った。このシステムについては、ICタグを用いたWebアプリケーションとして設計・開発を行い、研究室のゼミを対象とした評価実験により有効性を検証できた。 3.パーソナライズドアーキテクチャに関する研究 ユーザが安全にサービス提供側に対し平等で柔軟にユーザ情報をパーソナライゼーションに利用可能とするパーソナライズドアーキテクチャを提案し、プロトタイプによる検証実験を行った。その結果、提案したパーソナライゼーション手法がユーザの望む検索結果と再現率を向上させることを確認できた。この技術は、本システムのコンテキストアウェア技術の利用基盤の一部として用いる。 4.コンテキスト情報を利用したイベントレコメンデーションシステムの研究 コンテキストアウェアシステムの一つとして、大学祭でイベントレコメンデーションを行うシステムの検討と実運用を行った。その結果、イベントコンテキストであるリアルタイム画像等を提示することにより、ユーザの行動に影響を与えるレコメンデーション補助が出来ることを確認できた。
|
Research Products
(4 results)