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2006 Fiscal Year Annual Research Report

スパース画像分解に基づく特徴領域画像処理の開発と応用

Research Project

Project/Area Number 17500109
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

中静 真  大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 助教授 (10251787)

Keywords信号分解 / 信号解像度 / 特徴抽出 / Basis Pursuit / モルフォロジ成分分析 / 信号モデル / 周期信号 / 雑音除去
Research Abstract

本課題では,画像特徴を示す基底群により画像を分解するスパース信号分解を用いた画像処理の開発と応用を目的としている.
前年度の研究では,信号に対して基底群を,直交ウェーブレット基底の空間シフトにより生成していた.これらは,信号に依存せずに決まる基底群であり,必ずしも信号の特徴を反映する基底ではなかった.そこで,本年度は信号分解において,分解のスパース性を指標として,基底群を導出する手法について検討を行った.
基底群導出の基本を確立するために,本年度は1次元信号を対象として研究を行った.具体的な方法として,信号が内在する特徴を部分空間で表現し,その部分空間の選択についてスパース性に関するコスト関数を定義することで,信号を各部分空間に存在する部分信号へ分解する方法を提案した.応用として,複数の周期信号が混合された信号を対象に,信号特徴を周期性として捉え,特定の周期信号のみを含む部分空間を周期毎に定義することで,混合前の周期信号群を推定する方法を提案した.このアルゴリズムでは,周期部分空間の選択についてスパース性が定義され,信号をできるだけ少ない周期信号へ分解することができる.この信号分解法を混合音声に適用し,複数の音声を一つの混合信号から分離できることを確認した.また,基底群の設計に関して,信号がサポートする区間の違いに着目し,DFT基底と持続時間の短い信号の部分空間を定義し,それぞれの選択にスパース性を導入することで,音声からの突発性雑音除去を実現した,
今年度提案した部分空間の選択にスパース性を導入したスパース信号分解法は,さまざまなテクスチャ,構造を持つ画像信号の分解へ応用することで,より効率の良い信号表現を導出することが可能である.

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] スパース信号表現による音声からの突発性雑音除去2006

    • Author(s)
      中静 真, 下村 直也, 飯國 洋二
    • Journal Title

      第19回回路とシステム(軽井沢)ワークショップ講演予講集 1

      Pages: 489-494

  • [Journal Article] A short duration noise suppression for speech signals using a sparse signal representation2006

    • Author(s)
      Makoto NAKASHIZUKA
    • Journal Title

      Proceedings on 2006 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 1

      Pages: 699-703

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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