2005 Fiscal Year Annual Research Report
動作の関節点群表現による人間-機械間エモーショナルコミュニケーションの実現
Project/Area Number |
17500140
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
石井 雅博 富山大学, 工学部, 助教授 (10272717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)
小池 康晴 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (10302978)
長谷川 晶一 東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (10323833)
丸田 英徳 長崎大学, 総合情報処理センター, 助手 (00363474)
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Keywords | マンマシンインタラクション / 動作 / 感情 / パターン認識 |
Research Abstract |
本研究は、人間と機械とのインタラクションを質的に向上させるため、感情コミュニケーションの実現を目指している。顔や音声ではなく、身体の動きによって感情のやり取りを実現する。平成17年度の主な課題は、以下の3点であった。(1)運動パターンデータベースの構築(2)データの分析(3)感情推定システムの実現 (1)運動パターンデータベースの構築 感情の情報を含む運動パターンのデータベースを構築した。運動パターンは主要関節の3次元位置として記述した。数値データはビデオ映像に対して画像処理を行うことで取得した。被験者を用いた視覚心理実験により、取得した運動パターンに含まれる感情を確認した。 (2)データの分析 ここでの目的は感情判別であり、有限個のクラスへの分類あるいは連続パラメータでのパラメータ推定である。観測信号は関節点群の3次元座標である。判別機の学習時に用いることができる教師信号は、役者が演じようとした感情とした。データ量が非常に大きいので、計算量を減らすための工夫を行った。データベースに格納される運動パターンは、実在する人間の歩行動作をベースにしているので、以下のような拘束条件が存在していると考えた。i)マーカ点群は3次元的に対称性をもつ(右半身と左半身)ii)マーカ点群は相関を持つ(力学的拘束)iii)マーカ点群は周期的(すべての点が周期f) この拘束条件によりデータの圧縮が可能となり計算の短時間化ができた。 (3)感情推定システムの実現 感情を推定させるために、マーカの時系列データ→判別機→感情推定、というシステムを構築した。
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Research Products
(2 results)