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2005 Fiscal Year Annual Research Report

神経細胞質封入体「斑点小体」の微細構造解析と構成分子スクリーニング

Research Project

Project/Area Number 17500231
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

篠田 晃  山口大学, 医学部, 教授 (40192108)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳井 章江  山口大学, 医学部, 助手 (20284854)
藤永 竜太郎  山口大学, 医学部, 助手 (30335723)
河野 純  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (80251924)
Keywords斑点小体 / HAP1 / HAP1mRNA / 視床下部 / 神経細胞 / 電顕法 / in situ hybridization / 免疫組織化学
Research Abstract

平成17年度の研究成果として、ラット内側視索前野・視床下部・扁桃体領域においてHAP1タンパク質とHAP1mRNAのニューロン内局在を、透過型免疫電顕法(IHC-TEM)とin situ hybridization電顕法(ISH-TM)により明らかにし、また、AODO法を用いた高解像度走査型電顕法による斑点小体stigmoid bodyの細胞内観察にも成功し、以下の点を明らかにした。特に1)、2)については平成17年度の顕微鏡学会と解剖学会で報告した。
1)IHC-TEM法によるHAP1タンパク質の細胞内局在
HAP1タンパク質の細胞内局在は、主として斑点小体stigmoid body (STB)に局在していたが、近傍の小胞体様管腔構造にも局在していた。詳細な観察を行うと、STBの形成過程と思われるHAP1陽性小胞体様管腔構造の毛玉状集積像が時に見られることがわかった。
2)ISH-TEM法によるHAP1mRNAの細胞内局在
HAP1mRNAの細胞内局在は、主として粗面小胞体に観察されたが、STBにおいても、時にその周辺部に局在するシグナルが検出された。しかし大きなSTBの中央部にはシグナルが検出できなかった。
3)高解像度SEM(HR-SEM)によるSTBの3次元微細構造解析
AODO法を用いた高解像度HR-SEM法による内側視索前野のニューロン内STBの観察により、STBが15〜35nm径の線維構造と5〜10nm径の線維構造の毛玉状集積から成る所見が得られている。また、それぞれの線維構造には数個の分子複合体が一定間隔で結合して配列している様子が観察された。
4)IHCとISHによるSTBの構成分子のスクリーニングの準備
この課題は基本的には準備および予備実験に留まっているが、ある種の細胞骨格系タンパク質や受容体タンパク質がstigmoid bodyに局在している所見が得られている。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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